今、神戸新聞がネットでおもしろい企画をしている。その名も、ずばり「震災の前日」
実は私も明確に憶えていたりするのである。
1995年1月16日月曜日、3連休の最終日。
私は大阪へ遊びに行っていた。帰りは16時ごろ、阪神電車に乗って帰宅した。車中では、ずっとつり革につかまって車窓から阪神間の様子を眺めて帰った。
18時30分頃、家でボーッとテレビを見ていると、母が「地震や。蛍光灯のひもが揺れてる」と語りかけてきた。私はその地震に気づかなかったが、その後、テレビの字幕の地震速報で「神戸 震度1」を知る。
まさか、これが前震となって、翌日の激震が襲ってくることは知るよしもない。
本稿に付けた画像は1995年1月17日付けの『神戸新聞』朝刊社会面のコピーである。
つまり震災直前に配達されたもので、震災の記事は載るはずはないのだが、当時、自民党と連立与党を組んでいた社会党分裂騒動の記事に「激震」の見出しが躍る。その記事の下に「神戸で震度1」の小さな記事が載る。
ちなみに、当時、気象庁は震度階級で震度7を「激震」と呼んでいた。
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※本稿はGoogle+で一般公開した記事を再編したものです。