前項でも紹介したクイズラリーの問題。ゆいレールは日本最南端の鉄道だけあって、日本最西端と最南端の駅がある。
まずは日本最西端の那覇空港駅。
那覇空港から駅へ向かうと出迎えるのが、日本最西端の駅の記念碑である。飛行機で沖縄に訪れた観光客は否応なくこの駅で乗降する。記念碑は飛行機の垂直尾翼をイメージしている。
ここがゆいレールの起点。次に目指すは日本最南端の駅・赤嶺駅であるが、実は日本最西端の駅の次が日本最南端の駅なのである。
赤嶺駅の南側にあるタクシー乗り場に日本最南端の駅の碑が建っている。駅の改札内には記念撮影用のパネルもあり、ここに日本地図と日本最"北"端の駅のデータも書かれている。同じ資料は「ゆいレール展示館」にもある。ちなみに日本最北端のJR稚内駅までは直線距離にして2500kmもあるそうだ。また1日あたりの電車の止まる本数、乗降客数は稚内駅の倍以上を誇る。
次に訪れたのが、赤嶺駅から数えて4つめの壺川駅。そう、ゆいレール展示館で知った南大東島でサトウキビを運んでいた汽車を見るためだ。しかし、である。壺川駅にある付近図の地図には、汽車が展示されている「壺川東公園」の名前が見あたらない。この駅の周辺の公園といえば奥武山(おうのやま)公園と主婦なっちゃん(38歳)が苦痛に感じる漫湖公園。そして地図上では無名の公園が数か所あるのみであった。地図上では無名の公園を数か所を当たって見つけたのが、下の写真である。
南大東島の貨物汽車は完全に子供の遊び場となっていた。また保存場所も普通の児童公園である。最近は電車の写真を撮るときに子供が映り込むと子供に対してぶち切れるマニアもいるそうなので、あえて駅からの行き方は書かないが、汽車も余生を子供と一緒に遊んでもらえるので、どことなく幸せそうである。興味深いのは線路ごと保存されている点。もし見つけたら子供の遊びの邪魔にならないよう観察してほしい。
最後に、ゆいレール展示館でもらったペーパークラフトと、今回フル活用した1日乗車券(大人600円、子供300円)。沖縄観光はレンタカーが主流だが、時間に余裕があれば沖縄唯一の鉄道「ゆいレール」にも乗ってみてはいかがだろうか。
2013年6月9日追記
上のペーパークラフトを組み立てたところ。もともと切れ込みが入っていないので、はさみでパーツを切っていくのだが、車体の前後の円弧の部分は難関。子供には難しいかもしれない。