「琉球切手」柄のかりゆしウェア

県外ではお花見のシーズン真っ盛りと思われるが、沖縄では初夏の気候。沖縄の会社では夏服が解禁になったところもある。沖縄のフォーマルの夏服とは言えば「かりゆしウェア」。最近は全国ニュースで沖縄県知事など県のお偉いさんが登場する場面が何かと多いが、この方達が着ている地味なアロハシャツのようなものが「かりゆしウェア」である。元祖クールビズとも言うべきで、この時期、沖縄県でスーツ、ネクタイ姿で仕事をしている人は少数派と言っても過言ではない。県外出身の私ですら6着も持っている。県外出身者の中には「かりゆしウェアの快適さを知ると、ネクタイで仕事をする環境に戻れない」と言う人もいるほど。ちなみに沖縄の夏のフォーマルウェアだけあって喪服用のかりゆしウェアも存在する。

さて、この「かりゆしウェア」、デザインは沖縄の織物からヒントを得たものから、花や植物などが描かれ、実に沖縄らしい服なのだが、今年はなんと「琉球切手」柄のかりゆしウェアが登場した。

琉球切手柄のかりゆしウェア

「琉球切手」とは米軍占領下の沖縄で使用された切手で1948年から1972年の沖縄返還直前まで発行された。1958年からは米ドル表示の切手が発行されている。図案は実に沖縄らしい題材が多く、沖縄復帰直前には今のデイトレイドやFX並に投機対象にもなったほどの人気があった。今では使用できないことから、観光地の土産物屋で未使用切手が土産物として売られていることがある。

今回、発売された「琉球切手」のかりゆしウェアは「花と植物」「沖縄の舞踊」「熱帯魚」の3テーマ。売り場を見てみるとデザインはそれぞれ2~3種類、色違いを含めると1テーマ10種類ぐらいはあるようだ。「花と植物」は1960~63年、1971年に発行された花切手が中心、「舞踊」は1961~64年に発行された民族舞踊シリーズ、「熱帯魚」は1966~68年に発行された熱帯魚シリーズ、貝シリーズの切手が中心にデザインされている。

今回、発売された「琉球切手」のかりゆしウェアは「花と植物」「沖縄の舞踊」「熱帯魚」の3テーマ。売り場を見てみるとデザインはそれぞれ2~3種類、色違いを含めると1テーマ10種類ぐらいはあるようだ。「花と植物」は1960~63年、1971年に発行された花切手が中心、「舞踊」は1961~64年に発行された民族舞踊シリーズ、「熱帯魚」は1966~68年に発行された熱帯魚シリーズ、貝シリーズの切手が中心にデザインされている。

琉球切手柄のかりゆしウェア

しかし、である。かりゆしウェアに描かれている切手は、ディテールのこだわっていないようで、実際に発行された切手の図案を用いているにも関わらず、手元の切手カタログと照らし合わせてみると切手額面や「琉球郵便」の文字の位置が実際の切手と違っているものがあった。たとえば上の画像の「花と植物」のシャツを見ると「ハイビスカス」の4¢切手は、実際は1/2¢の額面で1959年に発行されており、その下の切手は1959年に発行された「日本生物教育大会記念」切手で、実際は3¢で発行された。図案は日本最大の蛾で与那国島にしか生息しない「ヨナグニサン」である。しかもシャツの切手の数字の「2」が反転しているので、これだけを見ると裏返しに着ているのかという錯覚に陥りそうだ。その下のデイゴの切手も実際は3¢の額面で発行された切手である。タグには「Made in Okinawa」と書かれているが、何となく、沖縄の「てーげー(適当)」さも表現しているように思えた。

かつて切手収集していた方にとっては懐かしさと斬新さを醸し出す、琉球切手柄のかりゆしウェア。切手カタログと照らし合わせて間違い探しをするのもよし、純粋に着こなすのもよし。沖縄土産にいかがだろうか。沖縄の大型小売店サンエーにて1着6,300円で発売されている。

琉球切手の話題は2009年9月20日の当ブログ記事「那覇市役所取り壊しへ」でも少し触れています。
また、今は更新がストップしている「ふるさと切手博物館」でもときどき取り上げました。興味がある方は参考にしてください。