那覇市役所取り壊しへ

2009年9月20日 15:46

県庁所在地なのにお世辞にもきれいと言えなかった那覇市役所の建物が、老朽化に伴い建て替えられることになった。

沖縄に移り住んで約7年、転居届や婚姻届、そして子供の出生届の提出など、神戸にいたときよりも人生の節目に通っていた(通わざるを得なかった)場所でもあった。そういえば、なぜか日曜日の閉庁時に役所窓口が乳幼児の予防接種の会場にもなっていたため、何度か娘を抱っこして連れて行ったこともあった。

那覇市新庁舎落成記念切手

そんな那覇市役所の建物であるが、実は切手の図案にもなっている。家にあった本をひもとくと、その切手はアメリカ占領下の沖縄で発行された「琉球郵便」の「那覇市新庁舎落成記念」の切手として、市庁舎が完成した1965年9月18日に発行された。

この市庁舎での業務最終日も、庁舎完成と同じ9月18日であった。新聞報道によると市職員は連休返上で仮設庁舎への引っ越し作業を行うとのこと。庁舎は取り壊され、跡地には新しい市役所が建てられる。

最近、新聞で知ったのだが、この市庁舎の屋上には「やまびこの鐘」というものが設置されていて、かつてはこの鐘から定時に「てぃんさぐの花」などのメロディが流されていたそうだ。しかもその鐘はなんと兵庫県民からの募金で作られ、那覇市に寄贈されたという。兵庫県出身者として是非、残しておいて欲しいと思うのだが、今後の保存は決まっていないという。

ちなみに沖縄県と兵庫県のつながりは、沖縄戦当時の沖縄県知事・島田叡(しまだあきら)が神戸出身だったことにちなむ。島田は官選知事であったが激戦から沖縄県民を守る施策を迅速に実施したことで、今も沖縄県民から尊敬される存在である。沖縄戦終戦とほぼ同時期に殉職したとされるが、遺体は現在も発見されていない。

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