しゃっくりは遺伝するのか?

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私には妙なクセ(?)らしきものがある。それは"しゃっくり"である。

おなかいっぱい食事をとった後、しばらくすると決まって、しゃっくりが1時間程度続くのである。しゃっくりをしている間、神戸の実家にいたころは母に、今は妻に「うるさい」といわれ続け、冷たい仕打ちを受けていた。普段、食事は腹八分目で抑えているため、しゃっくりは出ないのだが、「たくさん食べたなぁ」と思うときに限って、私のハラミ(横隔膜)が痙攣を起こすのである。

ところで、最近、妻のお腹が大きくなってきた。一時は切迫流産の危機があり2度の入院を乗り越えてきたが、今では安定期を迎えた。そして昨年末ごろからはお腹に触って胎動を感じることができるようになった。ところが、である。この"胎児ちゃん(©ベネッセ)"(ちなみに女の子なので、我が家では「姫」という胎児名をつけている)、ときどき、数秒間隔でピクピクとした胎動を繰り返すことがあるのだ。妊婦雑誌などを見てみると、これは赤ちゃんのしゃっくりだと書かれているではないか。ひょっとして、彼女は私のしゃっくりの遺伝を引き継いでしまったのだろうか。

"姫"が生まれ、成長してから、私のようにしゃっくりをして、家族から「うるさい」と冷遇されるのは、あまりにも可哀相である。そこで、しゃっくりについて、いろいろと調べてみた。すると、大人になってからのしゃっくりの原因は、胎児期の横隔膜の痙攣の名残であるという説が有力なのだそうだ。したがって胎児がしゃっくりをするのは異常ではないようなのだ。ただ、胎児がしゃっくりをする原因は、まだわかっていない。有力な説のひとつとして羊水中の不純物を飲み込んだときに反射的に横隔膜が痙攣を起こし、体外へ排出させる機能ではないかと言われている。また、大人の場合、食べ過ぎ、飲みすぎでしゃっくりが出ることや、しゃっくりが1時間程度続くのは異常ではないらしい。つまり、私や"姫"のしゃっくりは遺伝でもなければ、異常でもなかったのだ。

ちなみに、ギネスブックによると人類史上最長のしゃっくりが止まらなかった記録は、アメリカの男性が記録した約68年間(1922~1990年)。しかもこの男性はしゃっくりが続いても普通に生活できたそうだ。ただ、普通の人の場合、1~2日もしくはそれ以上続くと内臓疾患の可能性があるため病院を受診したほうがよいそうだ。