携帯メールの漢字変換機能について

最近、まだ見ぬ我が子の名前を考えるために漢字を調べることが多くなった。ふと、外出先で「この言葉の響きがかわいい」と思いつくことがある。そして「どんな漢字があるのだろう」と調べたいときに便利そうなのが携帯メールの漢字変換機能である。だが、変換できる文字が意外に少ない上に、一つのカナを入れるだけで漢字ではなく常套句が変換されることがあり、こういう用途では不便だったりする。たとえば「お」を変換すると「おはようございます」といった候補が出てくる。携帯のメールを打つには便利な機能であるのだが、ある日この機能で「り」と読む漢字を調べるために変換したところ、こんな常套句が出てきた。

離婚しないんだ

「り」だけの変換で、この常套句を必要としている人はいるのだろうか。この言葉は友達(もしくは親類)の離婚を楽しみにしていた人が、離婚が立ち消えになり、残念がる場合にしか使わないのではないだろうか。しかも「離婚」という単語は「り」だけで変換できないのである。いったい、どういう基準でこんな常套句が入っているのだろうか。

ところで、今日から検索サイト「Google」でも同様のサービスが始まった。検索欄に「あ」だけ入れると「あびる優」「朝日新聞」「愛知万博」といった旬の検索語を呼び出してくれる。いろいろ試してみると面白い発見があるかもしれない。