前回のGmail Labsの紹介でも取り上げたが、Gmailが正式版になってから、予想通り新機能の追加は「月一」ペースになりつつあるようだ。この2ヶ月間では3件の追加しかなかった。
Remove Labels from Subjects (件名にラベルを表示しない)
和訳そのままの機能で、件名のラベルを非表示にするだけである。それならもともとラベルを付けなければいいのに...と思ってしまいそうだが、この機能はラベルは非表示にしてもラベルそのものは残るので、ラベルが設定されたメールは画面左側のラベルのリンクを開くことで確認できる。つまり件名一覧からラベルの表示は消したいけど、ラベルは使う人向けの機能である。
Google Voice player in mail (Google Voice プレーヤー)
基本的に今年3月に公開されたプリビュー機能の「Google Voice」バージョンである。「Google Voice」とはGoogleが提供するインターネット電話サービスで、現在アメリカでサービスが開始されているが、日本ではサービスが提供されていない。おそらくGoogle Voiceに登録された音声データ(たとえば留守番電話データ)のアドレスがメールに入っているとGmail上で音声を聞く機能と思われる。ちなみにGoogle Voiceのサービスには留守番電話に登録されたメッセージを文字にしてメールに送るというサービスが存在する。
Hide read labels (既読ラベルを非表示にする)
未読のメールがないラベルを左側の項目から非表示にする機能。設定によってはフィルタでラベルに振り分けたメールは受信トレイをスキップして、ラベルに未読として表示させることができるが、この場合、たくさんラベルを作っている人にとっては、ずらずらとラベルが表示されるよりも、未読メールがあるラベルだけを表示したほうが効率がよいだろう。
この機能とは無関係だが未読メールてんこ盛りの「迷惑メール」フォルダを非表示にすることができるので参考までにご紹介したい...といっても「迷惑メール」をドラッグアンドドロップで非表示エリアへ移すだけなのだが...。