共用パソコンにおけるGoogle Chromeのインストール

※2012年7月21日追記
本項の内容はGoogle Chromeの仕様変更に伴い、現在は有効ではありません。最新の状況については「続・共用パソコンにおけるGoogle Chromeのインストール」を参考にしてください。

Google Chromeを以前使用していたWindows XPのパソコンにインストールしようとしたところ、一般的なソフトウェアのインストールとは違う振る舞いをしていたので、記しておきたい。

このパソコンには管理者とは別にユーザーアカウントを設定している。通常、ソフトウェアのインストールは管理者権限でログインした状態でインストールを行う。そして別のユーザーでログインしても、インストールされたアプリケーションを使うことができるが、Google Chromeはログインしたユーザーのプロファイルに実行ファイルをインストールするため、管理者がインストールしても、別のユーザーでは使用できないのだ。

管理者権限でログインした状態でセットアップファイルをダウンロードし、インストールすると実行ファイルは「C:\Documents and Settings\(管理者のフォルダ) \Local Settings\Application data\Google\chrome\Apprication」にインストールされてしまう。ここにインストールされた場合、管理者以外でログインしたユーザーからはGoogle Chromeを実行できない。

ユーザー権限でもインストールできるので、勝手にセットアップファイルをダウンロードしてインストールすれば解決するのだが、1台のパソコンを家族で使っている場合は以下の方法がスマートではないだろうか。

  1. 管理者権限でログインした状態でセットアップファイルをダウンロードする際、「C:\Documents and Settings\All Users\デスクトップ」にダウンロードする
  2. デスクトップにセットアップファイルがダウンロードされていることを確認する。管理者がGoogle Chromeを使用する場合は、ここでダウンロードしたファイルを実行してインストールする
  3. その後、ログオフしてユーザー権限でログインする
  4. デスクトップに、すでにセットアップファイルがあるので、これを実行してインストールする
  5. ほかにもユーザーアカウントが設定されている場合は、再度ログオフして、そのユーザーアカウントでログインして手順4を実行する

こうしてインストールしても、実行ファイルはそれぞれのユーザープロファイル(「C:\Documents and Settings\(ユーザープロファイル) \Local Settings\Application data\Google\chrome\Apprication」にインストールされるので、それぞれのユーザー情報が独立して保持される。従って、他のユーザーがアクセス履歴などをのぞき見ることはできない。