番号ポータビリティサービスで苦戦しているとはいえ、日本の携帯電話のシェアではまだまだDoCoMoの優位は揺るぎない。今年に入ってからDoCoMoはauに続き、Googleとの業務提携を発表し、これまで、あまり使い勝手がいいとはいえなかったi-modeのGoogleモバイルの使用感は改善されつつあるようだ。しかし、私としてはメインで使っているGoogle Appsでの使い勝手を何とかして欲しかった。
そんなある日、何となく自分の携帯電話からGoogle Appsのメールにアクセスしてみたところ、普通のGmailのようにアクセスできるではないか。しかも、パソコンからアクセスするときに使っているDNSのCNAMEレコードで設定したURL(http://mail.kazamidori.net/)からのアクセスで、である。
写真左がアクセス直後のログイン画面。
ちなみにCNAMEレコードで転送されるログイン画面のURLは
https://www.google.com/a/独自ドメイン名/ServiceLogin?service=mail&passive=true&rm=false&continue=http%3A%2F%2Fmail.google.com%2Fa%2F独自ドメイン名%2F<empl=ecobh&nui=5&btmp=mobile
となるようだ。
ログイン画面では「風見鶏ねっとのロゴ」という表記になっているのが気になるが、気にせずアカウントとパスワードを入力しログインすると、写真右のように受信トレイの画面になる。受信メールがある場合は、メールの送信者名、件名と、その下部に「メールの作成」「受信トレイ」「連絡先」「その他」のリンクが表示される。メールの件名をクリックするとメール本文が読める。受信メールがない場合は「受信トレイ 該当なし」という文字と「メールの作成」「受信トレイ」「連絡先」「その他」のリンクが表示される。「その他」のリンクではログイン直後に表示するリンクを自由に設定できる。しかも「ラベル」は設定されているラベルごとに表示、非表示が設定できる。
ログインには携帯電話(FOMAカード)の製造番号を送信する手間があるが、出張先や旅先でメールをチェックする分には十分だろう。2回目以降のログインからは「オートログイン」ボタンを押すだけでログインが可能になる。
なお、今日現在、メール画面からメール以外のGoogle Apps(Googleカレンダーなど)にはアクセスできない。