俺は男だ!!

今回は、このブログにしては珍しく時事ネタである。最近、ニュースを賑わしていると言えば年金問題。なんと基礎年金番号の統合漏れや記録の不備によって宙に浮いた年金が5,000万件もあるという。基礎年金番号が一人一つに統合されたのは1997年1月のこと。この10年間に「まだ」5,000万件も不明な記録があるにも関わらず、政府・与党は1年間で5,000万件の照合を終わらせるというではないか。普通に考えても10年でできなかった仕事を1年で終わらせるとは無理な話で、そんな能力が社会保険庁にあるのなら5,000万件もの取りこぼしはないはずである。

さて、この5,000万件の中には氏名や生年月日といった個人情報の入力ミスも多くあるという。全く報道されていないが、中には「性別」まで間違えられていた人もいる。

性別を間違えられた基礎年金番号通知書

何を隠そう、性別を間違えられたのはこの私なのだ。
ここに示すものは10年前に社会保険庁から送られてきた基礎年金番号通知書である。今まで、このような書類で「菊地」が「菊池」になっていることはよくあったのだが、名前は「馨(かおる)」でも性別を間違えられたのは後にも先にもこの一件だけである。当時の社会保険庁が、いかにいい加減な仕事をしていたかがわかる。

ちなみに元国営企業のNTT西日本の請求書が現在「菊池薫」名義で届いている。特に実害もないのでそのままにしているが、この例を考えても社会保険庁が民営化になったところで、このようなミスが劇的に減るとは考えにくい...と個人的に思っている。

この通知書が届いた翌日に当時、住んでいた神戸市中央区役所の国民年金係へ訂正を求めに行ったが、その訂正も訂正印を押して手書きで修正しただけなのである。

あまり年金に期待はしていないが、私が年金を受け取る歳になって「データと性別が違うので年金が受け取れません」なんてことになったら...と思うとぞっとする(引っ越しの際に那覇市役所で年金関係の登録情報を確認したのでそれはないと思うが)。

とりあえず、年金政策に不満を抱きつつも真面目に年金を納めている方は、今一度、自分の個人情報に間違いがないかどうか、確認されることをおすすめしたい。