ウークイ

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沖縄の盆を語るにあたり、ウークイと呼ばれる行事は、おそらく本土にはない独特のイベントではないだろうか。これまで仏壇に置かれていた位牌とお供え物などを玄関先に持っていき、そしてあの世のお金となる「ウチカビ」と呼ばれる紙を燃やしながら一家の長が、あの世に帰る先祖の霊に挨拶をする厳かな儀式である。挨拶の内容はウチナーグチで、よく聞き取れなかったが、家族の健康などを願っていたような内容と思われる。

その帰りに妻から聞いた話であるが、妻が子供の頃は、もっと遅い時間帯にやっていたという。今回、妻の実家でこの儀式が行われたのは昨夜10時過ぎだった。遅くなった理由として家族の生活スタイルの変化が考えられるという。子供が成長し、会社勤めの者が多くなり、そして、あまり遅くなると、翌日の仕事に差し支えてはいけないという配慮があるという。ご先祖様もこの世の人間のライフスタイルにあわせなければならないので、大変ではないだろうか。

ウークイの儀式が終わると備えられていた供物はその場でいるもので分配されるわけだが、我が家は妻の意向により一番高そうなメロンをいただいて帰ってきた。ご先祖様に恨まれないか心配である。