赤と白のテントウムシがお見合い中?

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白いテントウムシと赤いテントウムシ

今日も娘とテントウムシを見に行ったときに、娘をそってのけで、持っていた携帯電話で撮影した写真である。チェリッシュの「てんとう虫のサンバ」で「赤、青、黄色の衣装をつけたてんとう虫が」という歌詞があるが、ここでは赤と白のテントウムシがお見合いしているようである。

さて、先日も当ブログで取り上げた白いテントウムシについて、さらに調べてみたところ、この虫には「ハイイロテントウ」という和名があることがわかった。日本では沖縄にしか生息しない種類のようだ。もともとは北米で生息しているテントウムシだが、日本では1987年に沖縄本島で初めて発見されたとのこと。ハイイロテントウはギンネムという植物についているギンネムキジラミを餌としているらしい。

沖縄地上戦の直後、米軍が赤土流出防止用として、ハワイ産のギンネムの種を空中散布するなどして、大量のギンネムが沖縄に自生しているが、諸説があるものの米軍が本国と沖縄を行き来している間に、ギンネムの害虫であるギンネムジラミと、その天敵であるハイイロテントウも付いてきて、沖縄で帰化したとも言われている。

なお、この記事をまとめるに当たって下記ページを参考した。