更新を怠けていた間にも、Gmail Labsには続々と新機能が追加されていった。今年11月に追加されたGmail Labsは
- Google Calendar gadget (Google カレンダー ガジェット)
- Google Docs gadget (Google ドキュメント ガジェット)
- Add any gadget by URL (URL でガジェットを追加)
の3種類。これらの名前が示すとおり、すべて「ガジェット」の追加機能である。「ガジェット追加機能3兄弟(3姉妹?)」と言ってもよいだろう。「ガジェット」とはインターネット上の"小道具"を意味し、最近、個人ブログで流行っている「ブログパーツ」のようなものをGmailの画面に貼り付けるような機能である。具体的には「Google Calendar gadget」はGoogleカレンダー、Google Docs gadgetはGoogleドキュメントの情報をGmail画面に追加できる。この機能を追加した時点でGmailの画面にこれらのガジェットが貼り付く。
しかし「Add any gadget by URL」は、機能を追加しただけでは使えないのである。肝心なガジェットは自分で探さなければならず、しかもガジェットを検索する機能がないのだ。追加したいガジェットはどこで探せばよいのだろうか...。
実はGoogleのカスタマイズ機能である「iGoogle」のガジェットの多くを「Add any gadget by URL」で設定することによってGmailでもガジェットを使うことができるのである。その方法は以下の通りである。
- iGoogleのガジェット追加ページを開き、Gmailに追加したいガジェットを探す
- 追加したいガジェットは見つかれば、そのガジェットのリンクを開き、ブラウザのアドレス欄のURLをコピーする
- コピーしたURLを、Gmail設定の「URL を指定してガジェットを追加」欄に貼り付ける。その際、貼り付けたURLの文字列のうちhttp://の後に続く「www.google.co.jp/ig/directory?hl=ja&type=gadgets&url=」の文字列を削除し「追加」ボタンを押す
ただし、この方法でも追加できないガジェットもあり、そのときは「指定されたガジェットは無効です。URL が正しいかどうか、ガジェットにエラーが含まれていないかどうかを確認してください。」というメッセージが表示される。このメッセージが出た場合は、そのガジェットはGmail画面には追加できない。
実際にGmailに追加できたガジェットのURLをいくつか示しておくので、参考にしていただきたい。
- Wikipedia
- http://homepage2.nifty.com/kame64/gadgets/wikipedia.xml
- ピンポイント天気予報
- http://tmyymmt.mine.nu/gg/PinpointWeatherJapan.xml
- 雨雲レーダー
- http://www7.plala.or.jp/miyake/Gadget/radar.xml
- 12星座占い
- http://www.amonya.com/igoogle/fortune/fortune.xml
- 付箋
- http://www.google.com/ig/modules/sticky.xml