Googleアプリ日本語版でもカスタムドメイン

昨年11月に「Google Apps for Your Domain」の裏技として紹介した「Gmailログイン画面を独自ドメインにする」設定が、日本語版でもできるようになった。基本的には前回記事で紹介した英語版での設定と同じ(しかも日本語)で、手順に従いDNSの設定でcnameの設定を行う。

すでに英語版で設定している場合は改めて設定し直す必要はないが、設定した独自ドメイン名でログイン画面にアクセスできるにも関わらず、ダッシュボードでは初期値のgoogle.comのアドレスになっている場合がある。

※ちなみに私の場合、昨年、英語版で設定した2つのドメインのうち、1つのドメインは日本語版でも設定した独自ドメインが表示されていたにも関わらず、もう一つのドメインは初期値のままでした

この場合は独自ドメインに変えたいサービスの「カスタムドメイン」のリンクを開き、設定したサブドメインを入力して「続行」ボタンを押すと、ただちに正しい情報に更新される。

また、これとは別に英語版で先行してサービスされていた「ドメインエイリアス」も日本語版に実装された。「ドメインエイリアス」とは「user@example.com」のメールアドレスの別名として「user@example.net」といった別のドメインに届いたメールも受けられる機能である。具体的には会社が社名変更でドメイン名も変わるような場合に、変更前のドメイン名のメールアドレスに届いたメールを変更後のメールアドレスで受信するような利用方法が考えられる。個人やサークルでGoogle Apps for Your Domainを利用している場面では、まず使うことはないだろう。ちなみにドメインエイリアスの設定はダッシュボード画面の左下にある「ドメインの設定」から行える。