今年11月20日の当ブログの記事の最後で「Google Apps for Your Domain」の"裏技"として紹介した「ログイン画面をオリジナルデザインにできる機能」(英語名=Start page)が近々、日本語版の環境でも利用できるようになる...かもしれない。
というのも、以前の記事を書くにあたって、実験的に英語版の「Start Page」機能を追加したドメインの管理画面(ダッシュボード)に、今日、アクセスしたところ「パーソナライズド トップページ」という機能が追加されていたのである。この機能のURLが「http://partnerpage.google.com/~」から始まっていることを考えると「パーソナライズド トップページ」は英語版の「Start Page」と同じものと思われる。
※ちなみにkazamidori.netのダッシュボードにはこの項目はありませんでした
「Start Page」をおさらいすると、WebメールやGoogleカレンダーのログイン画面をオリジナルのデザインにすることができるほか、Googleニュースや天気予報などの最新情報を、そのページに追加できる機能である。
※「Start Page」を独自ドメインで運用するためには、ネームサーバー上でGoogleが指定したCNAME(別名定義)設定をしなければなりませんが、今回発見した「パーソナライズド トップページ」を見た限り、この機能は今のところ日本語版では実装されないようです。もちろん英語版から設定することによって独自ドメインで運用することは可能です(日本語版に戻してもCNAMEは有効)。詳細は2006年11月20日の記事をご参考ください。
※2007年8月2日追記...2007年8月1日から日本語版でもこれらの機能が実装されるようになりました。「スタートページ」の独自ドメインでの運用も行えるようになっています。詳しくは2007年8月2日の記事をご参考ください。
早速、日本語版で「パーソナライズド トップページ」を使ってみようと「トップページを編集」ボタンを押してみると「サービスを利用できません(中略)のサービスが有効になっていません。」というエラーらしき画面になってしまった。管理画面では「実行中」になっているにも関わらず、である。とりあえず「サービスの追加と削除」でいったん削除して、再度、追加して試してみようとしたが、削除ボタンを押しても「パーソナライズド トップページ」は削除されず実行中のままだった。
では、英語版で機能を追加したのがまずかったのかと思いつつ、ダッシュボードを英語版にして削除したところ問題なく削除できたのだが、日本語版に戻すと「サービスの追加と削除」から「パーソナライズド トップページ」の項目自体が消えてしまった。つまり追加も出来ない状態になった。
再び英語版にして「Start Page」を追加し、日本語版に戻すと再び「パーソナライズド トップページ」の項目が復活したが、前述の手順を繰り返したところ、やはり「サービスを利用できません」となってしまった。ちなみに英語版の「Start Page」だと編集は可能になるが日本語を使うと文字化けが起こる。
いずれにせよ英語版の「Start Page」の日本語版が「パーソナライズド トップページ」という名前であることが確認できたので、そう遠くない時期に日本語版が正式に提供されると思われる。
しかし、英語版が単純に「Start Page」であるにも関わらず、なぜ日本語版は「パーソナライズド トップページ」という長ったらしいネーミングになってしまったのだろうか。もしかすると正式に提供される頃にはサービスの名前が変わっているかもしれない。
2006年12月30日16時追記
Googleの「Google アプリ 独自ドメイン向け」(つまり「Google Apps for Your Domain」の日本語訳)のヘルプに「パーソナライズド トップページ」の項目が登場した。
http://www.google.co.jp/support/a/bin/topic.py?topic=9203
英語版の「Start Page」と日本語版の「パーソナライズド トップページ」の違う点は以下の通り。
- 現在は「ベータ版テスト」の段階で現在は一部のドメインでのみ利用できる。今後は多くのドメインでも利用できるよう「努めてまいります」
- 英語版で実装されているCNAMEで独自ドメインを割り当てるサービス(customize URL)は提供されないようだ