最近は沖縄でも朝晩が涼しく感じられるようになった。夏のあいだ、一晩中、消すことがなかったクーラーも、今ではつけることもなく、ぐっすり眠れるようになった。しかし、である。クーラー無しで眠りにつくようになってから、私の寝込みを襲う者が出現した。
熟睡しているとき、特に寝苦しくもないのに、夜中、なぜか"視線"を感じて目覚めることがある。ふと、目を開けると、真っ暗な部屋の中で1歳5ヶ月になる娘が無表情な顔で上から私の顔をのぞき込んでいるではないか!!
娘は私が目覚めたのを確認すると、無言で私の体にもたれかかってくる。まだ1歳なので言葉で意思を通わすことはできないが、不思議なことに、この時だけは、娘が何を訴えようとしているのか、なんとなくわかるのである。
おもむろに枕元にあったリモコンでクーラーをつけると、娘は私の体から離れ、布団の上を寝返りしながら「ねんね」という一言を残して、眠りにつく。
これが今週に入ってから毎日続いている。まるで無言の「お父さんスイッチ」である。