先月下旬から我が家のインターネット回線が不安定である。例えば、Webで、そのサイトのリンク先をクリックするとエラーが出たり、メールをチェックしていてもエラーが出るようになった。Webの場合は更新することでちゃんと読み込むし、メールも何度か繰り返すうちに正常になるのだが、ある日、エラーが出たときに光プレミアムのCTU(網終端装置)のランプを確認したところ、リンクが切れているような症状はなかった。となると回線はずっとつながっていたと考えられる。それなのに切れやすいということは、DNSサーバーに原因がありそうである。パソコンのネットワークの設定を見直すと、DNSサーバーは自動取得だったため、プロバイダ指定のDNSサーバーの設定をしたところ、この症状はあっさりと解消した。
それからしばらくして、なんとなくフレッツスクウェアにアクセスしてみようと思ったら、またエラーが発生した。ブラウザの更新をしてもエラーである。ひょっとすると光プレミアムの接続設定などがある「CTU設定」にも入れないのでは...と思ったところ案の定入ることができなかった。しかし、フレッツスクウェア以外のサイトやメールは正常にアクセスできる。
DNS設定を再び自動取得に戻して、フレッツスクウェアやCTU設定にアクセスしてところ、問題なくアクセスできた。いったいこれはどういうことなのだろうか。そこでコマンドプロンプトからipconfigを叩いてみると、自動取得のネームサーバーが
- DNS Servers
- fec0:0:0:ffff::1%1
- fec0:0:0:ffff::2%1
- fec0:0:0:ffff::3%1
となっていた。いわゆる「IPv6」という仕組みで使われるIPアドレスだ。これでフレッツスクウェアやCTU設定にアクセスできるとすれば、これはプロバイダではなくNTT側が立てているDNSサーバーを指している考えられる。しかし、この設定で普通のWebやメールにアクセスすると、サーバーエラーでアクセスができなくなることがある。こんなに切れるのは非常にストレスを感じる。
結論として、光プレミアムで接続している人で、IPv6のサービスやフレッツスクウェアを利用していない人は、DNSサーバーの設定をプロバイダ指定のものにしたほうが安定してインターネット接続が利用できる。ただし、これではCTU設定にも入れなくなるので、その際は自動取得に戻す手間があるのだが。
※NTTへの支払いを節約するために「光プレミアム+ひかり電話」にしたのに、光プレミアムに変えてから踏んだり蹴ったりである。過去の不幸はこちらを参照してください。