ビデオカメラを買う

最近、愛娘の動きがダイナミックになり、これまでのデジカメの動画撮影機能では手に負えなくなってきたため、世の親バカ...ではなく父親にならってビデオカメラが欲しいと思っていた。いろいろ調べてみると今のビデオカメラは映像をDVDに記録するものとカメラ内臓のハードディスクに記録するものが主流のようである。折込チラシを見る限り、スペックが同じであれば、どちらも売価はそれほど違いがなさそうだ。

ハードディスク内蔵型では撮影の際にメディアを出し入れする手間はなくなるが、撮影した画像を残しておきたい場合、DVDなどにダビングする手間が必要になってくる。ハードディスクが満杯になった場合はハードディスクの内容を消すという手間もかかりそうだ。無精者の私にとっては、DVDに直接記録するほうが何かと便利そうである。

しかし、ビデオカメラの広告は初心者にはわかりにくい。折込みチラシに120万画素とか240万画素などと書かれていても、これは動画を撮影するときの画素数を意味するものではないようなのだ。デジタルビデオカメラの画素数は光の三原色を判別する素子(カタログでは3CCDと表記される)のそれぞれの画素数の合計数を画素数として表示しているらしい。例えば120万画素だと、40万画素×3原色の素子数ということになり、見かけ上の画素数は40万画素ということになる。また、撮影した画像をDVDに記録するとビデオカメラの画素数がどんなに高くても見かけ上は30万~40万画素で記録されるそうだ。これは現在のテレビの画素数(4:3型だと約31万画素)にあわせたものなのだろう。

※今年後半にはハイビジョン対応の家庭用ビデオカメラが出てくるという情報もある

DVDに記録することを考えれば、総画素数120万画素程度のものでも十分ではないか。このランクだと安く購入できそうである。そして先週、近所の某家電量販店の折込チラシに先着3名様限りの特売品を発見。メーカーのページで確認すると今年春に発売された機種で「動画有効画素数44万画素×3」とある(メーカーではこのような表記をしているにも関わらず、なぜ電気店ではデジカメの画素数のように「132万画素」と表記するのだろうか?)。しかも沖縄にあって「価格.com」の最安値とほぼ変わらない売価となれば「買い」である。

折込チラシの特売品は開店前に配られる整理券をもらい、この券を持って購入という手順になっていた。当然、当日の朝9時前から店に並んで整理券をもらいに行く。ビデオカメラ以外の特売品もあったのだが、すでに7~8人が並んでいるではないか。沖縄の人は並ぶことが嫌いな県民性といわれているが、こういうときは別のようである。「みんなビデオカメラ希望だったらどうしよう」という不安も抱えつつ、整理券の配布時間を迎えた。幸い、私より先に並んでいる人のほとんどが特売品のプリンターを狙っていた人たちであったこともあり、お目当てのビデオカメラについては1番目の整理券をもらうことができた。

しかし、整理券をもらって売り場に行くと、商品がまだ入荷されていないので、明日に来て欲しいと言うではないか。「いったい、何のために開店前から並んだと思ってるんだ~!!」と思いつつも、翌日、この店でビデオカメラを購入したのである。

※ちなみにカメラ引取り日の新聞に折り込まれていたコジマのチラシには他社製のものであったが、ほぼ同じ性能のビデオカメラが、今回購入したビデオカメラよりも1,000円安く売られていたことを付け加えておく