昨日、取り上げた「Google Analytics」について、単なる個人サイトでデータを活用するための「みどころ」を備忘録としてまとめてみた。
- ダッシュボード
- ウェブマスター向けの概要
- 訪問数、ページビュー数(折れ線グラフ)
- 新規ユーザーとリピートユーザーの訪問数(円グラフ)
- 地図上のデータ表示(世界地図で表示)
- ソース別の訪問数(円グラフ)
- 「ソース」とはリンク元のドメイン名
- コンテンツの概要
- 上位5件の閲覧開始ページの閲覧開始数、直帰数、直帰率
- 上位5件の離脱ページの離脱数、ページビュー数、離脱率
- 上位5件のコンテンツの訪問数、ページビュー数、平均閲覧時間
- 「直帰数」とは、そのページの閲覧者がサイト内の他のページに移動することなく閲覧開始ページから離れた回数
- 「直帰率」とは、直帰数を閲覧開始数で割った値
- それぞれ前日比との比較もできる
- 目標到達プロセスのナビゲーション
- GoogleAnalyticsで言う「目標」とは会員登録や買い物かごなどのフォームを設置している場合で、登録、買い物かごを利用後に表示されるページへ到達した回数のことで、これを予め設定画面で条件を設定しておくと、設定した条件に到達しているかどうかを分析してくれる。個人サイトではあまり使わないかも
- 閲覧開始ページの直帰率(円グラフと各ページのリスト)
- 最初のページだけを見て、解析対象サイトから立ち去った閲覧者のデータ
- 例えば、あるページの閲覧開始数が24件あり、そのうち直帰数が15件の場合、その差の9件はそのページから同じコンテンツ内にある他のページを閲覧していることになる。閲覧者が最初に見たページが閲覧者のニーズにあっている場合は次のページも見たくなるため、直帰率が低くなる
- 目標のトラッキング(棒グラフまたは折れ線グラフ)
- 「目標到達プロセスのナビゲーション」を一定期間ごとに分析。やはり個人サイトではあまり使わないかも
- タイトル別のコンテンツ(円グラフと各ページのリスト)
- 項目=ページタイトル、固有の訪問数、ページビュー数、平均閲覧時間、離脱率、$インデックス
- デフォルトではよく閲覧されているページをランキングで表示する
- 一覧表の各項目をクリックするとそれぞれのランキングを表示してくれる。例えば「平均閲覧時間」をクリックすると、よく読まれているページのランキングを表示してくれるので、訪問者の興味の動向を知ることができる
- 項目の「$インデックス」とは「Googleアドワーズ広告(Googleの検索結果で表示される広告)」による収益額を表示する。個人サイトでは不要
- ウェブデザインの情報(円グラフとリスト)
- ブラウザのバージョン
- プラットフォームのバージョン(OSのバージョン)
- ブラウザとプラットフォーム
- 画面の解像度
- 画面の色(ディスプレイの表示色数)
- 言語(ブラウザが表示できる言語)
- Java有効率
- Flashのバージョン
- 接続速度
- Cable/DSL,Dialupといった分類
- ホスト名
- 複数のドメインでコンテンツを公開している場合に、閲覧者がアクセスしたドメインを確認できるが、1つのドメインだけでコンテンツを公開している場合でも検索エンジンのキャッシュや翻訳サイトのプロキシサーバー名、Kids gooなどが記録される
- すべてのレポート
- マーケティングの最適化
- 固有の訪問ユーザーのトラッキング
- 訪問数(棒グラフ)
- 訪問数とページビュー数のトラッキング
- 一定期間の訪問数、ページビュー数、1回の訪問あたりの平均ページビュー数を棒グラフで表示
- 目標のコンバージョントラッキング
- そのサイトで商品を購入したり会員登録を行なったりした人の割合。個人サイトではあまり使わない
- 固有の訪問ユーザー数
- 初めてサイトに訪問した閲覧者とリピータの割合を円グラフで表示
- リピート訪問数
- 閲覧者のリピート訪問回数を回数ごとに棒グラフで表示。閲覧者のリピート回数が多いサイトほどよいサイトと言える
- 訪問頻度
- 閲覧者が再度閲覧するまでの間隔の日数ごとに棒グラフで表示
- 訪問ユーザーセグメントのパフォーマンス
- 新規訪問ユーザーとリピート訪問ユーザー(比率を円グラフとリストで表示)
- 参照ソース(リンク元のドメイン名の比率を円グラフとリストで表示)
- 詳しいリンク元を知る場合はリストの左側の矢印をクリックして「分析オプション」を表示「セグメント間のパフォーマンス」の「コンテンツ」で表示できる。ただしCGIで生成しているページからリンクされている場合は引数は表示されない
- 地域(閲覧者の国ごとの比率を円グラフとリストで表示)
- 詳しい地域を見る場合は国名、地域名の左にある+印をクリックする。例えば沖縄県からのアクセスを知りたい場合は「Japan」→「Okinawa」と下りていけば、おおまかな市町村ごとのアクセス数がわかる
- 地図上のデータ表示
- 世界地図で表示。Flashなので、Flashの拡大機能で、アクセスが集中している地域を細かく見ることができる
- 利用ネットワーク(会社名)
- 利用者のプロバイダ名、会社、学校名が表示される。英語表示だが、かなり詳しい。おそらく閲覧者のIPアドレスのWhois登録情報を参照していると思われる
- 言語
- コンピュータの使用言語の一覧
- ユーザー定義
- 説明が長くなるのでGoogle Analyticsのヘルプを参照のこと。普通のサイトではあまり必要はないかも
- ドメイン
- 閲覧者のホスト名。「利用ネットワーク(会社名)」のほうが見ていて面白い
- マーケティングキャンペーンの結果
- 「Googleアドワーズ広告」を導入していないとほとんど意味がないので割愛
- 検索エンジンマーケティング
- 「キーワード全体のコンバージョン」では検索エンジンの検索語を見ることができる。その他の項目は「Googleアドワーズ広告」を導入していないとほとんど意味をなさないので割愛
- 「コンテンツの最適化」は広告関係の項目以外は「ウェブマスター向けの概要」と重複するので割愛
※グラフは非表示にもできる
※それぞれの分析結果からさらに細かい閲覧者の情報を知ることができる