2008年8月アーカイブ

今週は3歳になる娘と2人きりで神戸に帰省していた。神戸では娘が「パンダが見たい」というので、また(実は今年のゴールデンウィークにも帰省しているのだ)王子動物園へ行くことになった。3ヶ月前は外で水浴びをしていたパンダが、今回は猛暑の影響なのか、薄暗い室内で寝転がっていた。アフリカの熱帯に住んでそうなキリンですら屋内に引きこもっていたぐらいだから、神戸の夏は動物たちにとっても厳しいのだろう。今日の昼間、那覇に帰ってきたのだが、神戸よりも那覇の空気が涼しく感じられた。

とくれん

ところで、王子動物園からの帰り際、園内のレストランで昼食をとったのだが、娘のために頼んだお子様ランチのデザートに、あの「とくれん」がついてきたではないか!!

「とくれん」とは徳島県の農協の何かの連合会が製造元で、その製造元を略して「とくれん」と名づけられた、みかん味のゼリーのことで、小学校給食の定番デザートだった。「とくれん」が出た日に、誰かが休んでいようものなら、その子が食べるはずだった「とくれん」を巡って、クラスのほぼ全員が、じゃんけんで取り合うほどの大人気のデザートだった。しかし、大人になって知ったのだが、この「とくれん」、徳島県で製造されていたにもかかわらず、その存在を知っているのは神戸の人だけらしいのだ。給食で出てきた「とくれん」は完全冷凍で、ゼリーの部分と凍った部分が混在し、独特の食感があった。しかも果汁80%ということもあって、濃厚なみかん味である。私は未だに、これほど濃厚な味のゼリーを食べたことがない。

今回、お子様ランチのデザートとして出てきた「とくれん」も「-18℃以下」で保存することが記されているので、凍らせて食べるのが正しい食べ方なのだろう。しかし、王子動物園内のレストランのそれは冷凍どころか、少し生ぬるい感じであったため、実家に持ち帰り、冷凍庫に保存することにした。

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「神戸限定」あれこれ

2008年8月31日 16:30

前回「とくれん」の話題を取り上げ、思わず郷愁に浸ってしまったが、「とくれん」のように神戸を離れて初めて気づく「神戸限定」が意外に多いことから、この機会にまとめておきたい。

先日の帰省で、お絵描きが大好きな娘のために「お絵かき帳」を購入するため近くのダイエーへ行ったのだが、文具売り場で思わず目に飛び込んできたのが、ピンクの表紙の自由帳であった。そう、知る人ぞ知る「神戸・関西ノート」謹製の学習帳である。

小学校で「ジャポニカ学習帳」などを使っている子供は転校生ぐらいで、ほとんどの生徒がこのノートを使用していた。今では神戸っ子しか使っていないことから「神戸ノート」と呼ばれている。

ピンクの自由帳ととくれん

自由帳の近くには、それぞれ表紙の色が紫色の連絡帳、黄緑色の国語帳、青緑色の百字練習帳、黄色い理科帳、オレンジ色の社会帳、灰色の算数帳が陳列されていた。それぞれ表紙には神戸の風景が印刷され、たとえば自由帳は王子動物園のフラミンゴと白鳥、連絡帳は東遊園地、百字練習帳は神戸港とポートタワー...といった感じである。懐かしさのあまり、書店での立ち読みのごとく手に取ってみると、それぞれ、ノートの中身や表紙裏の各教科の説明文(たとえば算数帳であれば、学年によって違うが、時計の見方や九九の一覧表などが書かれている)は当時のままであるが、表紙の写真が微妙に"今風"になっていた。たとえば、私が小学生のころ、算数帳の表紙には東遊園地にあったロケットのようなオブジェが印刷されていたのだが、今は違う写真になっているし、裏表紙にはバーコードが付いてるし...昔の面影を残しつつも進化していた。ただ、百字練習帳の神戸港とポートタワーは、時が止まっているかのように、私が小学生当時に使っていたものと同じのようであった。今のポートタワーの周辺には高層ビルが乱立しているが、百字練習帳のポートタワー周辺の景色には、遠くに貿易センタービルがあるだけの、震災のはるか前、おそらく今から30~40年前の神戸港の写真が使われていた。

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