38歳主婦が苦痛に感じる漫湖がベランダから見えるようなところに引っ越したので、今日は娘を連れて漫湖公園へ出かけてみることにした。
お目当ては漫湖公園内にある「ちょうちょガーデン」。せっかく娘のために連れて行ってやろうと思ったら、1ヶ月前に小学校の遠足で行ったと言うではないか。とはいえ、自宅から徒歩で行けるところのため、散歩ついでに行ってみることにした。
漫湖公園は国場川に広がる湿地帯「漫湖」の北岸約1kmに広がる公園である。野球ができるグラウンドやテニスコート、ジョギングコースを備えている。その一角に「ちょうちょガーデン」がある。しかし、その場所がわかりにくい。公園内にちょうちょガーデンへ行く道しるべがないのである。テニスコートの隣の茂みの中にある温室が「ちょうちょガーデン」であるが、はじめていく人は、その入口を見つけづらいかもしれない。(本稿最後に地図を掲載)
※ここに写ってるのは愛娘
なんと、このちょうちょガーデン、那覇市が管理しているのだが、年中無休(管理上必要と認められる日は休業あり)で、入園料が無料なのである。そのまま温室の入口を入ると、左側の受付にある受付表に住所と名前を書くだけで入場OKなのだ。住所といっても細かく書かなくてもいい。私が入った時点では地元の地名に混じって、大阪や東京から来ている人もいた。
12月も下旬だというのに温室内は暖かく、見たことがないぐらいのおびただしい数の蝶が乱舞していた。動画も撮ったので、その様子を見ていただきたい。
ここにいる蝶のほとんどは、沖縄本島が自然分布の北限とされている「オオゴマダラ」という熱帯の蝶。大きさは羽を広げると17~18cmはあるだろうか。大型の蝶である。このように書くと貴重な蝶と思われがちだが、那覇市内ではアゲハチョウやモンシロチョウ並みに、町の中でもよく見かける蝶である。
温室内では蝶を捕まえることは御法度だが、捕まえなくても、蝶の方から頭や顔に止まってくる。管理人の話では、においのきつい整髪料をつけている人には、特にたくさん寄ってくるという。
オオゴマダラよりも小さくて水色の模様が特徴の「リュウキュウアサギマダラ」もいる。
たまに地面でへたっている蝶がいるが、弱っているわけではない。踏まないように注意である。
オオゴマダラのさなぎ。黄金色に輝いているのが特徴。関係者以外立ち入り禁止の飼育エリアで選択ハンガーで育てられているが、管理人の方に言えば見せてくれる。なお、春から夏にかけて、那覇市内では街路樹や植木などに普通にぶら下がっている。
ちょうちょガーデン
- 休園日:なし
ただし管理上必要と認められる日は休みになることがあり。 - 見学時間:9:00~17:30
12/29~1/3は9:00~13:00 - 入場料:無料
- 最寄り駅:ゆいレール「壺川」または「奥武山公園」駅から徒歩で約10分
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