ふるさと切手博物館
ふるさと切手博物館へようこそ!!
公開日:1998年11月1日
第10回展示■切手を召し上がれ!

高知県「土佐のくじら」

土佐のくじら  今年、プロ野球セ・リーグでは「横浜ベイスターズ」が優勝して話題になりました。
 かつてベイスターズが「横浜大洋ホエールズ」から球団名を変えるとき、当時の球団社長は「優勝できなかったのは鯨のたたりがあったからだ」と言ったそうです。
 奈須敬二著『鯨と海の物語』(成山堂書店刊)という本には、以下のようなくだりがあります。
 私が一九五六年、大洋漁業の鯨を捕る日新丸という母船で南極海に行ったときのことである。
 (中略)「ホエールズ」が有名な投手を獲得した。そこで、東京の本社から日新丸へ、その選手の契約金の分として一頭余分に捕るように、という電報が届いたことを思い出した。(中略)鯨が一頭二百万円していたように記憶している。
 しかし、今のベイスターズ監督の「ゴンドウ」さんというのは妙な巡り合わせです。
 ところで、今では考えられないことですが、筆者(1969年生まれ)が小学生の頃、給食では鯨肉が出ていました。
 現在は商業捕鯨が禁止され「調査捕鯨」のおこぼれの鯨肉が、贅沢な食材になってしまいました。
 そもそも鯨を乱獲したのは日本やノルウェーといった鯨を食文化に持つ国ではなく、鯨の脂(油)を燃料として欲していたアメリカでした。19世紀末、太平洋にいる捕鯨船の6割がアメリカの船だったという記録もあります。
 しかし、そのアメリカは、今では捕鯨禁止をもっとも強く主張している国です。その一方で、アメリカはアラスカの少数民族「イヌイット」だけには捕鯨を認めているのです。
 また、日本が再三再四、捕鯨を主張しているミンククジラは百万頭近くおり、しかも捕鯨を再開したところで絶滅する心配がないことは、国際捕鯨委員会も認めている事実です。それなのに商業捕鯨は許されていません。

 ちなみに、この切手に描かれている男は、土佐藩士・坂本龍馬なのだそうです。
 ふるさと切手には、意外と歴史上の有名人が登場しています。たとえば牛若丸と弁慶那須与一織田信長と豊臣秀吉と徳川家康など…次は誰が登場するのでしょうか?

●この切手のデータ
意匠=鯨と坂本竜馬
発売日=1991年6月20日 発売地域=四国
原画作者=矢野徳 発行枚数=500万枚
備考=別途、ゆうペーン(表紙付き10枚シート)が4万部発行されています。


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