電飾の種類 |
電飾を「芸術」ととらえる文化は、これまで日本にはなかったことから、ルミナリエの電飾の名称については、発祥の地イタリアの言葉が使われています。ここでは、それぞれの形状について解説します。 ちなみに、ルミナリエの骨組み制作はもちろんのこと、電球の色の染め付けもイタリアで行われています。 |
●ガレリア |
その形から「光のアーチ」と呼ばれ、ルミナリエの光の回廊を演出します。 メインストリートには高さ10.5〜14.5mのガレリアが20基(5・6回)または21基(1〜4回)が設置されます。また浪花町筋(第1回)や東遊園地(第3回〜)にも小型のガレリアが設置されることがあります。 1基のガレリアは薄い板状になっていますが、そのデザインは遠近法や目の錯覚を利用し、遠くから見ると、ガレリアのつながりが光のトンネルに見えるように設計されています。 ガレリア上部は円弧型が主流と思われがちですが、筆者が行かなかった第2回では「凸」の形をしたガレリアが登場しています。今後もルミナリエが続くとすれば、あっと驚く形のものが登場するかも知れません。 また回廊の最終地点ではガレリアに巨大な星形の電飾がぶら下げられます。フロントーネ(後述)が設置されなかった1〜4回のガレリアには先頭部分を示すガレリアが存在し、全部で3種類のガレリアが使用されていました(フロントーネが設置されてからのガレリアは2種類) |
●スパッリエーラ |
カタカナでは表記できるものの、日本語には存在しない発音をするためアナウンサー泣かせの単語で、テレビやラジオの中継では単に「光の壁掛け」と言い換えることが多いようです。 ズバリ「壁掛け」そのものです。建物沿いに飾られるものは平面状になっているのですが、東遊園地に登場した巨大なスパッリエーラは半円または「W」字型に配置され、その横幅は100mに達しました。第6回には円柱状に配され、円周130mにもなるスパッリエーラが登場しました。 なお、神戸ルミナリエでは新幹線新神戸駅2階にも幅60m規模のスパッリエーラが設置され、メイン会場の開会日よりも数日早く点灯されます。 |
●アヴィッシ |
1本の棒の先に施された電飾で、高さも4〜5m程度で小型です。東遊園地にある人工池の両側に設置されます。
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●フロントーネ |
第5回ルミナリエで初めて登場した電飾で、ルミナリエ会場の「入口」を構成し、高さは21m(第5回)、23m(第6回)にもなる巨大なものです。 実際には、この電飾の前方両脇にも小型の電飾が配置され、対でフロントーネを構成します。 |
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