ふるさと切手博物館
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公開日:2000年1月9日
第17回展示■すべて見せます?!本州四国連絡橋

広島県「生口橋」

生口橋  しまなみ海道を渡っていて、途中の島に降りるつもりはなくても、ここ生口島(いくちじま)では強制的に高速道から下ろされます。
 そして、いきなり街路樹に驚ろかされます。なんと、この島の街路樹はミカン(伊予柑?)。筆者が訪れたのは年末だったため、道沿いではミカンがたわわに実っていました。冬以外に訪れたとしたら、見落としていたことでしょう。
 ところで、この島は日本画家の大家・平山郁夫画伯の出身地で、島には「平山郁夫美術館」があります(平山氏はまだご存命です)。
 ここでは平山氏の小学生時代の絵から、1998年に受賞した文化勲章までを見ることが出来ます。ここで驚かされるのは、平山氏の小学生時代のデッサン力。小学4年の時に書かれた花の絵は、私のようなド素人が数日間、同じものを丁寧に描いたとしても真似が出来ないぐらい写実的。来館者のほとんどは、この絵の前で思わず声を上げてしまいます。また、よくも小学生時代の絵が残っていたものだと感心させられます(絵は戦争や広島原爆の影響で部分的に焼失しています)。
 ちなみに平山氏は、1985年に発行された10万円金貨のデザインも手がけ、美術館ではその原画を見ることが出来ます。


平山郁夫美術館入場券
平山郁夫美術館(広島県瀬戸田町)
入館料:大人600円、高校・大学生400円、小中学生200円
開館時間:9:00~16:30
休館日:年末と作品入れ替えの日

●この切手のデータ
意匠=生口橋
発売日=1999年4月26日 発売地域=四国・中国
原画作者=菊池 彰(イラストレーター) 発行枚数=未発表
備考=別途、しまなみ海道の橋を描いた8種類の切手を収録した小型シートが発行されています。


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