ふるさと切手博物館
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公開日:1999年3月1日
第12回展示■開館2周年記念~天下統一の野望達成へ?

富山県「おわら風の盆」

おわら風の盆  「おわら風の盆」は富山県八尾(やつお)町に約300年間伝わるお祭りで、毎年9月1日から3日まで行われます。
 9月1日と言えば立春から数えて「210日」。「風の盆」の名前が示すとおり、台風による風害の無事と農作物の豊作を祈るお祭りです。
 また「おわら」とは「大笑い」から転じたという言葉だといわれ、面白おかしく、笑いを誘う踊りで町を練り歩いたことが起源とされています。しかし300年もの歴史がある「風の盆」も、時代とともに変化をとげ、明治時代には今や「風の盆」にはなくてはならない楽器「胡弓(三味線を小さくしたような楽器で、弓を使って演奏する)」による演奏が加わり、その後も踊り方にアレンジが加えられ、現在のような踊りへと進化してきました。
 最近では、9月になるとテレビなどでも取りあげられるようになり、年々観光客が増え、メイン会場での踊りの見物は有料となっています。切手に描かれている「男踊り」「女踊り」は、そのメイン会場だけで披露されます。また町内を踊りまわる「町流し」では別な踊りも披露されます。

●この切手のデータ
意匠=おわら風の盆 (左)女踊り (右)男踊り
発売日=1997年8月20日 発売地域=北陸
原画作者=岩田長峯(切り絵作家) 発行枚数=各485万枚
備考= ※別途ペーン(10枚シート)が36万部発行されています
※この切手は切手収集家の団体「日本郵趣協会」が行った97年度の人気切手投票で「ふるさと切手」と「デザイン」部門で1位に輝き2冠王を獲得しています。


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