ふるさと切手博物館
ふるさと切手博物館へようこそ!!
公開日:1999年3月1日
第12回展示■開館2周年記念~天下統一の野望達成へ?

神奈川県「青い目をした人形」

青い目をした人形  ふるさと切手が誕生した当初、関東郵政局では「童謡」にちなんだシリーズ切手を発行していました。その神奈川県版が、この「青い目をした人形」です。
 ♪青い目をしたお人形は、アメリカ生まれのセルロイド…で始まる歌は、野口雨情により作詞され1923年に発表されましたが、この歌は、切手図案のような人形ではなく、キューピー人形をイメージして作詞されたのではないかという説があります。
 というのも、この切手図案のような少女人形が日本に大量に入ってくるのは、この歌が作詞された5年後のこと。1927年、日米友好の印として、両国の子供たちがお互いの国の人形を交換し合いました。これらの人形にはパスポートまで添えられたといわれます。この年、アメリカから入ってきた「青い目の人形」は12000体以上にものぼりましたが、その後、太平洋戦争に突入すると敵国の人形として、そのほとんどは焼却処分されました。

●この切手のデータ
意匠=青い目をした人形
発売日=1989年6月2日 発売地域=関東
原画作者=加藤寿子 発行枚数=1250万枚


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