一部のふるさと切手には「凸版印刷製造」の切手が存在しますが、本物の切手です。また珍品切手ではありません。
はっきりといって「大蔵省印刷局製造」のふるさと切手と同じ価値です。
その理由は、凸版印刷製造(以下「凸版」)にしろ大蔵省印刷局製造(以下「大蔵省」)にしろ、1種類の切手に対し、1つの印刷所でしか印刷されていないからです。
具体的に言えば、静岡県版「茶摘み」50円切手は「凸版」製、新潟県版「花嫁」50円切手は「大蔵省」製です。どちらも、それぞれ1つの印刷所でしか印刷されていませんから、評価も同じになります。
もし「茶摘み」が「凸版」だけでなく「大蔵省」でも印刷されていたとすれば、印刷量の少ない印刷所製の「茶摘み」切手が高い評価を受けることになります。
ふるさと切手の種類全体から見れば「凸版」製造の種類は少ないですが、「凸版」で印刷された切手は「大蔵省」で印刷されませんし、逆に「大蔵省」で印刷された切手は「凸版」で印刷されませんから、切手の評価から見ると、どちらも同じ値打ちになります。
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