- 国名表示…「日本郵便」の文字が、普通切手や記念切手と違います。普通の(記念切手も含む)切手では角張った落款のようなロゴタイプですが、ふるさと切手は上の写真のように柔らかい感じのロゴタイプが使われています。実際に見比べてもらうとわかります。
なお、この法則は官製はがきでも同じで、上の写真のようなロゴなら、それは「ふるさと葉書」です。
- 額面…ふるさと切手の額面数字は、すべて同じ書体で統一されています。この書体は普通切手や記念切手では使われません。ただ41円、80円は見分けにくいですが、50円、62円の「5」「6」の書体が特徴的なので他の切手と簡単に見分けられます。
- 切手名称…もともとふるさと切手の発行目的は普通切手と記念切手の中間の意味合いが強いために、一見、見ただけでは記念切手と見間違えることがあります。これは例外的にふるさと切手にも記念切手として発行されたものがあるからです。(一部の国民体育大会切手や国土緑化運動切手など)
しかし、そこはふるさと切手です。ちゃんと末尾に「○○県」というように都道府県名が入るので注意深く見ていれば、見分けることができます。(一部例外があります)
余談ですが、コレクターの間では、ふるさと切手の使用済は、記念切手の使用済よりも価値があるとされています。
それは前項でも取り上げたとおり、ふるさと切手は地方限定で発行されるため、記念切手よりも発行枚数が少ないからです。しかも、切手と、切手の題材となった地域の消印が組み合わせは、コレクターの間で珍重されています。
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