気まぐれ歳時記 特別編 | 2002年9月7日 |
神戸空港を見に行こう 2002 |
空港が開港して、ポートアイランド、いや神戸全体の景気は回復に向かうのだろうか…。 キメックセンター展望室には、前回訪問時にはなかった国内航空会社3社のポスターや飛行機の模型が飾られていた。報道を見ると国内航空会社の経営者はそろって「神戸空港にはメリットがない」という主旨の発言をしている。現場のパイロットや管制官も神戸空港の存在にフライトの危険を感じているというし、最近では自民党の実力者も同党の市議会議員や神戸市の財界に対して「やめる勇気を」と呼びかけているではないか。 果たして関空や伊丹、特に関西空港は2期工事も始まっている状況で神戸空港は必要なのだろうか。また空港推進派は伊丹や関空を飛び立つ国内線の平均搭乗率を知っているのだろうか。ひょっとすると空港推進派は飛行機に乗ったことがないのではないかとも疑いたくなる。推進派は一度、神戸を出て、神戸の町を見つめ直してはどうだろうか。神戸空港開港と時を同じくして名古屋沖には中部国際空港も開港する。陸上や海の交通は決して不便ではない神戸に空港は必要なのだろうか。 来年には、貴重な税金1,000万円をコンサル会社に支払って作らせた「需要予測」の見直しが行われる。これは国土交通省などから「見通しが甘い」とクレームを付けられ、渋々、見直しするものである。どのような数値に変更されるのか今から楽しみである。 (来年につづく…かな?)
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