気まぐれコラム
震災のきずあとを訪ねて
1998年7月1日
 

北淡町・野島断層保存館〜その4

断層  ここから南へ向かうと、断層は大きな断層(主断層)と小さな断層(副断層)の2つに分岐する。さらに、館内にそのまま保存されている垣根を超えると、断層のズレ自体が西へ大きくずれる。

断層  あぜ道のズレの写真(左)を見ていただきたい。保存館では視覚的にわかりやすいように赤と青の目印が立ててあるが、これは、この印の位置が、地震前は同じ高さ、同じ位置として繋がっていたことを示している。すなわち、これだけ大地が動いたのである。
 神戸海洋気象台の地震計に記録された波形によると大地震の揺れはたった20秒足らず。ここも、その20秒足らずのうちに、これだけ動いたのだろう。


順路
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