ふるさと切手博物館
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公開日:1999年5月1日
第13回展示■色とりどり鳥類図鑑

宮城県「伊豆沼と白鳥」

伊豆沼と白鳥  伊豆沼は迫(はさま)町、築館町、若柳町にまたがるラムサール条約で保護されたサンクチュアリです。
 切手の通り、白鳥の飛来地として知られていますが、伊豆沼での野鳥保護活動は、1960年代、沼の近くに住む3人の中学生によって始められました。仙台市など都市開発で、県内にあった渡り鳥の飛来地、野鳥の生息地が激減、その一方で、開発を免れていた伊豆沼に野鳥が集まり始めていたのです。
 しかし1980年、台風による大雨で沼は氾濫、水鳥の餌になっていた水草が激減し、沼に集まる野鳥の数も減っていきました。
 その後、地元住民や自治体によって白鳥をはじめとする水鳥の餌となる、水辺に生えるイネ科植物「マコモ」を毎年沼地に植えるなどの活動によって、ラムサール条約に登録されるほどの野鳥の楽園となりました。

●この切手のデータ
意匠=伊豆沼と白鳥
発売日=1990年10月1日 発売地域=東北
原画作者=能島和明 発行枚数=950万枚


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