気まぐれ歳時記
特別編
2002年9月7日
 

神戸空港を見に行こう 2002

 2002年9月1日12時15分ごろ、私は明石海峡大橋上空にいた。那覇から関西空港へ向かう飛行機に乗っていたのだが、眼下に見えた明石海峡大橋の主塔の見え方から、私が乗った飛行機は海面から約1kmほど上空を飛んでいたと思われる。それでも主塔は飛行機に突き刺さるのではないかというぐらいの迫力で、眼下に迫ってきた。
 2005年秋に開港する神戸空港を発着する飛行機は、関西空港と伊丹空港を発着する飛行機の航路をさけるため、超低空飛行を強いられるといわれている。明石海峡上空での飛行機の高度は地上約300〜600m程度と推測されているが、明石海峡大橋を支える主塔の高さは283mであるから、神戸空港を発着する飛行機は、どれだけ危険なフライトになるのかはパイロットでなくても想像がつくだろう。
布引ハーブ園から神戸市街地を望む
 私が乗った飛行機は、その後、和田岬沖を経てポートアイランド南方に達する。私は約8か月ぶりに神戸の町を望むことになる。が、ポートアイランド沖には悪名高き神戸空港の埋め立て工事が着々と進み、ターミナルビル予定地付近はすでに陸地になっているではないか。神戸空港開港は現実のものとなったことをひしひしと感じた。(上の写真は布引ハーブ園から望む神戸空港予定地)
 そんなある日、私は昨年夏に引き続いて、ポートアイランド2期にあるキメックセンターを目指した。ここの展望台からはポートアイランド2期工事と神戸空港島の埋め立ての様子を眺めることができる。
ポートライナーの延伸工事  その前にポートライナー中公園駅から市民広場駅にかけてのガード沿いの車道1車線が工事現場と化していた。ポートライナー延伸工事が始まっていたのである。工事現場には表向き「神戸空港」の文字を見ることは出来なかったが、この延伸工事は三宮から空港へ向かうためのアプローチなのだ。開通すると三宮から空港まで16分で結ぶらしい。あののんびりとした電車がわずか16分で神戸港沖まで行けるのか疑問である。
 ところでキメックセンターへは前回同様、ポートライナー市民広場駅から長いムービングウオークに乗っていくのだが、これは今でも健在であった。

順路