ふるさと切手博物館へようこそ!! 公開日:1999年1月1日 | ||||||||||
第11回展示■ふるさと切手カレンダー | ||||||||||
兵庫県「神戸ルミナリエ」 | ||||||||||
切手になった全国のお祭りのトリは、舶来のイベントです。 「ルミナリエ」は1987年、イタリアで発祥したイルミネーションの一種で、その起源はルネッサンス時代にさかのぼります。 ルミナリエの考案者で、この切手の原画も手がけているアートディレクター=ヴァレリオ・フェスティ氏は、16世紀後半、祭礼、祝祭芸術の一つとして作られた「光の建築物」を研究する中で、光の彫刻=ルミナリエを考案しました。 ルミナリエは、切手に描かれている光の回廊「ガレリア」と、光の壁掛け「スパッリエーラ」によって構成されます。 バブル時代、日本のプロモーターから東京開催の引き合いもあったそうですが、フェスティ氏は断固拒否し続けてきました。しかし「阪神・淡路大震災」のニュースを知り、犠牲者の鎮魂と復興、再生への勇気と希望を託すため、95年12月、神戸市の繁華街で大々的に開催、11日間でのべ254万人が光の彫刻を堪能しました。 以後、毎年、デザインを変更して、12月に開催されています。98年はこれまで最高の516万3716人もの人びとが光の回廊をくぐりました。
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