ふるさと切手博物館
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公開日:1998年1月1日
第5回展示■おめでたいシーンで使いたい「ふるさと切手」

山梨県「花かげ」・新潟県「花嫁」

花かげ
花嫁
 おめでたくて「花」があるといえば花嫁さん。
 普通切手には主に結婚案内用途を目的とした「慶事切手」がありますが、図案が陰気です。
 また記念切手には皇族の「成婚記念」の切手がありますが、皇族切手とはいえ結婚案内や報告には不向きです。
 以前にも、書きましたが、記念切手と普通切手の中間に位置する「ふるさと切手」には「使える切手」がかなりあります。
 ただ、右の切手は、どちらも「花嫁」が図案なため、女性から結婚案内や結婚報告の手紙を出すときにしか使えないのが難点ですが、華やかな切手であることには、違いありません。
 特に新潟県版「花嫁」は去年発行され、今でも新潟県下の郵便局で入手できると思います。
 また、この切手は大正時代の画家・蕗谷虹児の原画をそのまま切手にしています。
 しかも「ふるさと切手」で原画作者名が活字で入っているのも、この切手が今のところ唯一です。

 ちなみに皇族以外の「花婿」を題材にした切手は、未だ発行されていません。

●上の切手のデータ
意匠=花かげ
発売日=1991年4月18日 発売地域=関東
原画作者=清水照正 発行枚数=720万枚

●下の切手のデータ
意匠=花嫁
発売日=初版:1997年6月18日
    増刷:1998年9月11日
発売地域=信越
原画作者=蕗谷虹児(抒情画家)
発行枚数=初刷:470万枚
     増刷:未発表
備考=別途、ペーン(10枚シート)が26万部発行されています。


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