ふるさと切手博物館
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公開日:1997年6月13日
第2回展示■プレミアがつきだした「ふるさと切手」

ふるさとの花・北海道「ハマナス」、長野県「リンドウ」

ハマナス62円 ハマナス80円
リンドウ62円 リンドウ80円
 こちらは郵政省が「人気があったので」という理由を付けて再版した「ふるさとの花」です。
 市場で価値が出ているのは62円バージョンで、それぞれ350円の評価がつけられています。これは香川県花に次ぐものです。
 発行枚数は北海道花が350万枚、長野県花が300万枚。80円バージョンも同じ枚数が発行されています。
 同じ発行枚数、同じ図案なのに80円バージョンが62円切手よりも評価されない理由は全国13の中央郵便局でも発売され、また切手商や収集家グループなどの「頒布会」の発展で、62円切手当時よりも収集家が入手しやすくなったことがあげられます。
 したがって、今後も80円バージョンは62円バージョン並の評価はつかないでしょう。

●上の切手のデータ
意匠=ハマナス(北海道花)
発売日=62円切手:1990年4月27日
    80円切手:1996年7月5日
発売地域=北海道
原画作者=池上啓一(洋画家)
発行枚数=62円切手:300万枚
     80円切手:350万枚

●下の切手のデータ
意匠=リンドウ(長野県花)
発売日=62円切手:1990年4月27日
    80円切手:1996年8月22日
      増刷:1998年10月1日
発売地域=信越
原画作者=小山利枝子(洋画家)
発行枚数=62円切手:300万枚
     80円切手:300万枚
       増刷:未発表

【「ふるさとの花」切手の収集のポイント】

 「花」切手を集める場合、47連刷シートと普通のシート(1種20枚)との切手を区別するために「普通のシート」切手は2枚綴り(「ペア」といいます)で集めるのが、慣例となっています。
 なぜなら、ペアの切手が2枚とも同じ切手なら「普通のシート」からの切手、2枚とも違う切手なら「47連刷シート」からの切手と見分けがつくからです。
 つまり、コレクターの間では「ふるさとの花」シリーズに限ってペアの方が珍重されます。

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