ふるさと切手博物館
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公開日:1997年6月13日
第2回展示■プレミアがつきだした「ふるさと切手」

ふるさとの花・香川県「オリーブ」、滋賀県「シャクナゲ」、京都府「シダレザクラ」

オリーブ シャクナゲ シダレザクラ
 この3種は、ふるさと切手で一番、高評価を得ている「御三家」と呼ぶべき切手です。前出の「47種シート」と同じ日に発売されましたが、京都と滋賀が近畿地方、香川は四国地方の郵便局での限定発売でした。 (ただし「花の万博内郵便局」では47種類、すべてが発売されていました)
 高評価を得るには、切手に限らず「希少価値」が重大な要素となりますが、京都府花が550万枚、滋賀県花は440万枚、香川県花が300万枚発行されています。『さくら』では香川県花が500円と、ふるさと切手では最も高い評価をつけられています。(ちなみに滋賀、京都は1枚300円)
 ところが、香川県花と同じ発行枚数なのに、沖縄県花、福井県花、富山県花、石川県花、新潟県花は、1170万枚も発行された大阪府花と同じ評価なのです。
 入手の難易度では沖縄県花が沖縄だけの発売なので、最も難しいはずなのですが、なぜか香川県花だけが突出して高評価を得ています。
 その理由は、未だ不明です。切手市場でも最近の切手の中では、最も入手困難な切手とされています。
 なお、切手商の販売カタログなどを見ると、5月ごろから高知県花(ヤマモモ)、愛媛県花(ミカンノハナ)も高騰しているようです。
 逆に不人気なのは、東北、関東、東京、九州、沖縄の花切手で、一般の62円ふるさと切手とほぼ同額の評価がつけられています。

●左の切手のデータ
意匠=オリーブ(香川県花)
発売日=1990年4月27日 発売地域=四国
原画作者=辻一摩 発行枚数=300万枚

●中央の切手のデータ
意匠=シャクナゲ(滋賀県花)
発売日=1990年4月27日 発売地域=近畿
原画作者=木村秀信 発行枚数=440万枚

●右の切手のデータ
意匠=シダレザクラ(京都府花)
発売日=1990年4月27日 発売地域=近畿
原画作者=木村秀信 発行枚数=550万枚


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