Google Analytics を使ってみる

2006年7月27日

先日から kazamidori.net の全ページに「Google Analytics」を導入した。「Google Analytics」とはGoogleが無料で提供しているアクセス解析サービスである。もともとは業務用にサイトを作成しているサイトオーナーへのネットマーケティング対策用として提供されているものだが、個人サイトでも利用できる。

独自ドメインでサイトを運用している場合、サーバーの生ログやアクセス統計を見ることができるのだが、このGoogle Analyticsはさらに詳しいデータを円グラフなどでグラフィカルに表示してくれる。例えば、各ページの平均閲覧時間や離脱率、直帰率といったデータをグラフや一覧表で表示してくれる。これはサーバーの生ログを細かく分析すればわからなくもないのだが面倒で時間がかかる。閲覧時間や離脱率ではアクセスしてきた人が何分(もしくは何秒)閲覧したのかが各ページごとにわかる。つまり閲覧者がそのページをどれだけ読んでもらえたかという指標になる。またリピート訪問数もチェックできる。会社やテキストサイトにおいて、これらの数値はカウンターの数字(ページビュー)よりも重要である。

次に訪問者の住所地の分類。これはフリーで提供されているアクセス解析サービスでも都道府県レベルでの分類をしてくれるが、Google Analyticsは、世界地図で可視的に表示してくれるほか、市区町村レベルの細かい分類もしてくれる。ある日の沖縄県の地域別アクセスを見ると那覇市や西原町からのアクセスに次いでMiyagi(宮城?)からのアクセスが記録されていた。これは、ひょっとして浦添市宮城地域のことなのだろうか。これはあまりにも詳しすぎる。

また「ウェブ デザインの情報」という項目では、訪問者の閲覧ソフトの分類、ディスプレイの解像度、色数はもちろんのこと回線速度(DSL,ダイヤルアップ等の分類)、インストールされているFlashのバージョンまで調べてくれる。このデータを活用すれば今後のデザイン変更の参考になるだろう。

ただ、全ページの解析をするには全ページにGoogle Analytics用のJavaScriptを埋め込まなければならない。これは厄介だが、Movable Typeを使ってサイトを構築している場合は、テンプレートに追加して再構築すれば簡単である。(また閲覧者側でJavaScriptを切ってしまえば、その閲覧者のデータは解析されない)

さて、まだまだ紹介できないぐらい詳しいデータを提供してくれるGoogle Analyticsのサービスを受けるには次のような手順を踏むことになるので興味をもたれた方は参考にしていただきたい。

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個人サイトにおけるGoogle Analyticsの見方

2006年7月28日

昨日、取り上げた「Google Analytics」について、単なる個人サイトでデータを活用するための「みどころ」を備忘録としてまとめてみた。

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方向音痴なGoogle Analytics

2006年7月31日

先日、Google Analyticsの「地域情報」で、Okinawaの項目の小分類で「Miyagi」という分類があることを取り上げたが、これについて、個々の項目を詳しく調べることができる「分析オプション」で見ると、宮城県のISPや、宮城県立の教育機関からの接続であることがわかった。沖縄にも「宮城」という地名はあるのだが、市町村名ではない。どうやら「利用ネットワーク (会社名) 」にMiyagiという文字列が入ると宮城県の接続が、なぜか沖縄県に分類されるようだ。ちなみに昨日のOkinawaの項目には「Misato」という分類があった。これは沖縄市の美里と思われるが、同様の方法で調べると「NTT-DO Corporation」からの接続であった。この会社はつい最近まで沖縄に実在していた会社であり「とんとんみ~」というISPを営業していた。間違いなく沖縄県内からの接続と思われるが、ここまで細かくわかるとは、やはり恐るべしといわざるを得ない。

ちなみに「Hyogo」にも兵庫県の地名に混ざって「Noda(野田)」「Temma(天満?)」「Toshima(豊島?)」という地名からのアクセスがあった。それぞれ全国ネットのISPからの接続のため、これらの地名が、なぜ兵庫県に分類されたかは不明である。

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Google Analytics「新しいベータ版」

2007年5月13日

5月9日からGoogleのアクセス解析サービス「Google Analytics」に「レポートビュー・新しいベータ版」というものが登場した。「ベータ版」ではデザインが一新され、データが表示される最初のページが「マイレポート」と名付けられ、従来よりも多くのデータが表示できるようになった。さらにGoogleが得意としているAjaxが導入され、不要なデータの画面は削除したり、優先度の高い情報はドラッグアンドドロップで見やすい場所へ移動して表示させることもできる。また、これらの解析データをPDFやCSV形式などの添付ファイルにしてメールで送ることもできるようになり、しかもこのメールは自分だけでなく、他の人にも送ることができることから、グループでサイトを共同運営している場合はメールを通してアクセス解析のデータを関係者で共有することも可能になった。ほかにも従来のバージョンにはなかった「滞在中のページビュー数」というものが追加されている。これは1人の訪問者が、同じサイト内のページを何ページ見たかをグラフ化したものである。

一方で「新しいベータ版」では、従来のバージョンと同じデータでも一部で用語が変わってしまっている箇所もあり、慣れないうちは戸惑うかもしれない。ちなみに用語が変わった箇所は次の通りである(括弧は従来のバージョンで使われていた用語)。

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直帰率と離脱率

2007年5月17日

前回、久しぶりにGoogle Analyticsの話題を取り上げたが、以前から「直帰率」や「離脱率」という検索語で、当サイトのGoogle Analyticsのカテゴリに訪問される方が多かった。いちおうレポート画面にちゃんとヘルプがあるのだが、余りにも簡略化されていて、かえって分かりにくい。この機会に「直帰率」と「離脱率」の違いについて解説したいと思う。レポート画面によっては隣同士にこれらの項目があり、それぞれ微妙に数値が違っていたりする。直帰と離脱…ニュアンスでは、よく似ているが、実は、その数字のように微妙な違いがある。

直帰率の「直帰」とは、例えば、私が検索エンジンやリンク集をたどってあなたのサイトを訪れたとする。最初にアクセスしたページを読んだ後、あなたのサイト以外のページへ移動した場合、私のアクセスはGoogle Analyticsにおける「直帰率」のポイントとして計測される。つまり、あなたのサイトにたくさんのコンテンツがあるにも関わらず、1ページしか閲覧されなかった場合、そのアクセスしたページに対して「直帰」という扱いになる。そして、そのページの全アクセス数のうち「直帰」したアクセス数の割合を直帰率という。したがって直帰率が高いと、そのページは訪問者にとって「つまらないページ」ということになる。さらにサイト全体で直帰率が高く、なおかつ、ページビューが低い場合はコンテンツの見直しが必要である…と分析できる。

ちなみに直帰率100%の場合、レポートの「ページの閲覧時間」は「0」になる。この理由は後述する。

次に離脱率の「離脱」とは、例えば、私があなたのホームページにアクセスし、そのコンテンツが面白かったために、次々とあなたのサイト内のページを閲覧していったとする。でも見ていくうちに飽きてしまったために、途中のページで、別のサイトへ移動した場合、別のサイトへ移動する直前のページに対して「離脱」となる。そのページの全アクセス数のうち「離脱」したアクセス数の割合を「離脱率」という。一般的にコンテンツの「出口」のようなページやリンク集で離脱率が高くなるが、ごく普通のページで「離脱率」が高くなっている場合は、そのコンテンツに対してさらに訪問者をひきつける努力が必要がある…と分析できる。逆に内容もあって、外部のリンクがGoogle AdSenseのようなコンテンツマッチの広告しかないページの離脱率が高い場合は、そのページの内容にあった広告が表示され、クリックされたと考えられる。

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