人物の最近のブログ記事

馨vs薫

2004年11月22日 22:29

高校生の頃、数学のテストで満点を取ったことがある。ところが先生が配点をミスしてしまい100点満点にすべきところが96点満点になってしまった。しかし数学の先生はある方法で100点満点になる方法を考えた。なんと、解答用紙の氏名をフルネームで書いた人に「プラス4点」を与えたのである。この数学のテストで満点を取ったにもかかわらず、私は96点だった。当時、私はテストの解答用紙には苗字だけしか書かなかった。何しろ「馨」という文字は画数が多く、書くのがめんどくさい。少しでも解答に時間を割きたかった私は「馨」を省略していたのである。幼稚園時代からこれまで同じクラスや職場で同姓の人と一緒になったことがない。「菊地馨」という人物を識別するには内々では「菊地」だけでよかったのである。しかし、このときほど自分の名前の「漢字」を恨んだことはない。

ところで、今日の沖縄タイムスの夕刊には面白い記事が出ていた。
12月6日、沖縄県北中城(きたなかぐすく)村の村長選挙で、なんと同姓同名の人が立候補することとなったそうだ。この村長選挙では3人が立候補を表明しているがそのうち2人が「キャンカオル」というお名前なのだ。この2人とは現職村長の喜屋武馨氏と元村議会議長の喜屋武薫氏。名前もさることながら、苗字も画数が多そうである。投票用紙にスラスラと書ける字ではない。公職選挙法では、ひらがなやカタカナで投票した場合、有効票にはなるが判別ができないため「按分票」として扱われ、両候補に0.5票ずつ振り分けられる。当然、候補者も差別化を迫られることになる。夕刊にはポスターの写真が出ていたのだが、これによると、現村長は「キヤン村長」、元村議会議長は「ギチョ(議長)カオル」の"愛称"で選挙戦を戦うことになったようだ。ただし立候補の届け出は、この愛称では受け付けられないため、本名での届け出になるという。

ちなみに村の選挙管理委員会は、漢字で投票した場合は、判別できれば多少の誤字は有効票とし、公職選挙法では無効扱いになる「村長のカオル」とか「元議長のキャン」も有効にすることを検討しているとか。

これに対してもう一人の候補者である新垣邦男氏は面白くないだろう。新垣陣営は厳密に公職選挙法に則った開票を選管に訴えている。とはいえ、選挙戦ではうるさい候補者名の連呼がなくなり、政策を主張しあう理想的な選挙戦になるのではないだろうか。

参考
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その後の馨vs薫

2004年12月 6日 11:01

昨日、行なわれた北中城村村長選挙の結果であるが、残念ながら2人の「キャンカオル」候補は落選。第三の候補者・新垣氏が当選した。選挙結果は下記の通り


当選新垣 邦男4,408
喜屋武 馨1,913
喜屋武 薫1,173
無効90

つまり、馨村長+薫元議長の得票を足しても、新垣氏の得票に及ばないという結果になった。全国的に注目された同姓同名の候補者による村長選挙は「いったいなんだったのか」という結末で幕を閉じた。

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ひが実今月に入ってから「沖縄のニューリーダー ひが実」という怪しいステッカーが街中に貼られているのが目に付くようになった。それは電柱や信号機の支柱、電話ボックスに至るまで、貼り紙ができそうなところは必ずといっていいほど貼ってある。また、緑に赤文字という決して趣味がいいとは言えない色使いで、それゆえにただでさえ雑然な那覇市街の景観をさらに汚しているのだ。

ところで沖縄県は「美ら島おきなわ観光宣言」(観光立県宣言)に基づき、県民に対して街の美化、ごみやタバコのポイ捨て禁止などを啓発している。まもなくゴールデンウィークを控え、観光シーズン本番を迎える沖縄の玄関口である那覇市街にこのステッカーが貼り巡らされている光景を観光客はどう思うだろうか。

おそらく「沖縄のニューリーダー ひが実」という人物は今後、何かの選挙に立候補するのだろう。彼は「ひが」という苗字から生粋のウチナンチュと思われるが、ナイチャーの私でさえ嫌悪感を覚えるほど景観を乱すようなことをしてまで選挙に通りたいのだろうか。

ちなみにこのステッカーの左下には小さな文字で「じゃまになるようであればお取りください」という注意書きが書き添えられている。自分で「じゃま」と認識しているのであれば、最初から貼らなければいいのに...と思いつつ、今後も「沖縄のニューリーダー ひが実」氏の動きは生暖かく見守ろうと思う。

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今日、沖縄県知事選挙が告示された。すでに3人が立候補を届け出ているが、この中に、どの候補者よりも熱心に"事前運動"をしていた沖縄のニューリーダー氏の名前がないではないか。どうやら彼は今回立候補した保守系候補を推すことを決めたらしく、立候補を取りやめたようなのだ。彼に何があったのか。ひょっとすると来年4月に予定される参院選の補選を狙っているのだろうか。

前回(2002年)の県知事選挙では自称唯一神・又吉イエス氏が立候補。政見放送や選挙公報で対立候補に「腹を切って死ぬべきである」と言い放つパフォーマンスは全国的に注目され、4,330人の沖縄県民の支持を集めた。今回の選挙では又吉氏が獲得した票を琉球独立党の候補者がどこまでまとめきれるのかが注目される。

※又吉イエス氏については又吉イエス非公式サイトをご参考ください。前回の沖縄県知事選挙の政見放送も聴けます。

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最近、沖縄の子供たちの間で熱く語られているヒーローがいる。それはゴーオンジャーでもなければ仮面ライダーキバでもない。そのヒーローの名は「琉神マブヤー」。名前から察するとおり沖縄のヒーローである。

数年前からローカルヒーローというものが流行しているが、なんと、この「琉神マブヤー」は10月から沖縄でTVでも放送され、沖縄の子供たちの心をわしづかみにしているのだ。なにしろ我が3歳の娘も「琉神マブヤー」にはまり、プリキュアよりも夢中になって見ている。

さて、この「琉神マブヤー」。県外の方々にわかりやすく説明すると「仮面ライダー」を沖縄風にパロディにしたものといえばいいだろうか。その完成度はパロディというには失礼かもしれない。ヒーローの「琉神マブヤー」は、沖縄県民の心を司る「マブイストーン」を奪おうとする「悪の組織マジムン」と戦う。ありきたりな勧善懲悪のストーリーであるが、実は毎回、沖縄の文化、風習などが所々に盛り込まれ、それは子供だけのものではなく、私のようなナイチャーの大人が見ても、興味深い内容となっている。

詳しくは公式サイトを見ていただくとして、「琉神マブヤー」は、普段、やちむん(焼き物、陶芸)修行中のカナイという青年の中におり「悪の軍団マジムン」(「マジムン」とは、ウチナーグチで「魔物、化け物」という意味)が行動を起こすと、カナイは「琉神マブヤー」に変身して、マジムンたちをやっつける。必殺技は「スーパーメーゴーサー(「メーゴーサー」とはウチナーグチで「げんこつ」という意味)」。

[2008年11月8日追記]第6話で新しい必殺技「ティーダヤーチュー」が登場した。「ティーダ」は「太陽」。「ヤーチュー」は「お灸を据える」という意味。ちなみに琉神マブヤーは変身しなくてもこの技が使える

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沖縄ローカルの特撮ヒーロー番組「琉神マブヤー」が昨年12月27日で惜しまれつつ最終回となった。それでも琉神マブヤーの人気は衰えることはない。なぜなら、今年、娘がもらったお年玉のうち、琉神マブヤーのお年玉袋でもらったものが2つもあったからだ。実は我が家から他の子供たちへあげたお年玉の袋もウケを狙って琉神マブヤーのものにしたのだが、被ってしまってどうしようかと悩んだほどである。娘はまだ3歳であるが、昨年はキャラクターショーの会場で琉神マブヤー役の知念臣悟さんとツーショットで写真を撮ってもらったほどの大ファン。お年玉も中身の現金より、琉神マブヤーのお年玉袋に喜んでいるほどである。

山城ストアー

琉神マブヤーファン向けのお年玉としては、今月から「琉神マブヤー」の再放送が決まった。再放送は1月7日(水)より、毎週水曜日25時29分から、琉球放送でオンエアされる。土曜日の早朝から水曜日の深夜に移った形になるが、子供がテレビを見る時間帯ではないことを考えると、本放送を見逃した大人向けの放送とも言えるのではないだろうか。そこまで琉神マブヤーの人気は沖縄を席捲しているのである。

ところで、当サイトでは「琉神マブヤー」の話題は過去に1回しか取り上げていないにも関わらず、公式サイトからリンクを貼られていることもあり、公式サイト経由からの訪問者が多い。しかし、アクセスすると琉神マブヤーとは無関係な話題が多いので「なんだこのサイトは?!」とがっかりされた方も多いだろう。反響を呼んだ方言解説も公式サイトで充実させてくれるのかと思いきや、その後の進展もないようなので、今回は全国発売されているミニアルバムに収録されている、ほとんどウチナーグチで歌い上げられている「ゴーゴー! マジムン」の歌詞の和訳(?)に挑戦した。なお、歌詞のウチナーグチを忠実に訳しているわけではなく、歌の雰囲気を維持するため超訳している箇所があることをお断りしておく。元の歌詞はCDを買って確認していただきたい。

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沖縄県知事島田叡・沖縄県警察部長荒井退造 終焉之地

先日、沖縄県立博物館・美術館へ行って来た。興味深い特別展がある際には、その都度、足を運んでいるのだが、これまで「常設展示」をゆっくりと見たことがなかった。

沖縄県の自然、民俗、歴史を豊富な資料で解説してくれる展示群は、ふらっと立ち寄るには内容が充実しすぎている。私は3時間も入り浸ってしまった。琉球王朝の展示は首里城の展示とあわせてみると理解が深まること間違いない。(十数年前、沖縄県立博物館は首里城の前にあったので、そういうことができたのだが...)

個人的に気になったのは沖縄県の歴史の展示。
私自身、沖縄出身者でもないし、沖縄に特別の思い入れがあるわけでもなく、成り行きで沖縄に住んでいるだけのような人間=私の個人的立場で見ると、17世紀以降の展示は「沖縄県外出身者(ナイチャー)は敵」のように映る。とりわけ明治以降の展示は官選沖縄県知事の「悪政」が強調された展示となっている。

※すべての官選(内務省が任命)の沖縄県知事は沖縄県外出身者である。

県立博物館関係者に最後の官選沖縄県知事・島田叡(あきら)を知っている人はいないのではないかと思うぐらい、県立博物館の展示には、島田の名前とその功績はなかった。

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沖縄県知事島田叡・沖縄県警察部長荒井退造 終焉之地

沖縄と神戸で、沖縄戦当時の沖縄県知事・島田叡(あきら)氏の功績をたたえる動きが活発になっている。

島田叡県知事は神戸出身。その功績は、すでに当ブログで取り上げている通りで、沖縄戦を知る人にとっては「沖縄の島守」と崇められているものの、その功績をたたえる施設は糸満市摩文仁にある「島守の塔」のみで、具体的な功績を知ることができる施設・展示は沖縄県内に存在しない。

その一方で、昨年夏にはTBS系全国ネットで島田叡県知事のドキュメンタリードラマが放送され、その名は全国区となった。

2月8日の『神戸新聞』によると、学生野球の名手でもあった島田叡県知事をたたえ、沖縄の野球関係者が「島田叡氏事跡顕彰期成会」を立ち上げ、那覇市の奥武山(おうのやま)公園に多目的グラウンドを利用して島田氏の名を冠した少年野球場を整備し、公園内に顕彰碑などを設ける計画を提案。この動きに、神戸でも署名活動が始まっているという。

これに答える形で、昨日の琉球放送のニュースによると翁長雄志(おながたけし)那覇市長は前向きに検討したいとのことだ。

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沖縄県知事島田叡・沖縄県警察部長荒井退造 終焉之地

今年は沖縄戦終結70年の節目の年であるにもかかわらず、地元沖縄で「沖縄の島守」に関する報道があまり少ないので「沖縄の島守」に関する各紙のサイトの記事をまとめた。

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那覇市奥武山公園「兵庫・沖縄友愛グラウンド」

自宅から徒歩10分足らずで行ける公園の話なのに、その存在を地元メディアではなく『神戸新聞』で知った「島田叡氏顕彰碑」。

島田氏の命日と見なされている6月26日に、那覇市奥武山公園で井戸敏三・兵庫県知事や久元喜造・神戸市長らが訪れて除幕式が行われる予定だ。それを前に自宅から近いこともあり、散歩がてら見てきた。

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那覇の自宅から徒歩10分以内のところに郷土の偉人の顕彰碑が建立されたことは、神戸っ子の私としても、とても誇らしいことである。

島田叡氏顕彰碑・正面

昨日=6月26日は沖縄で「島守」として敬われている沖縄戦時下の沖縄県知事・島田叡(あきら)氏の命日とされる。沖縄戦から70年の今年、那覇市奥武山公園に「島田叡氏顕彰碑」が建立され、翁長沖縄県知事をはじめ、島田氏の出身地から井戸兵庫県知事、久元神戸市長らが参加して除幕式が行われた。島田氏を顕彰するモニュメントは沖縄県内では「終焉の地」とされる糸満市摩文仁の「島守の塔」に続くもの。

顕彰碑だけではなく、奥武山公園の多目的グラウンドを「兵庫・沖縄友愛グラウンド」と名付け、島田氏の功績を記した「グラウンド碑」も建立されたが、この「グラウンド碑」については、すでに、当ブログでも紹介している通りである。

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