馨vs薫

2004年11月22日

高校生の頃、数学のテストで満点を取ったことがある。ところが先生が配点をミスしてしまい100点満点にすべきところが96点満点になってしまった。しかし数学の先生はある方法で100点満点になる方法を考えた。なんと、解答用紙の氏名をフルネームで書いた人に「プラス4点」を与えたのである。この数学のテストで満点を取ったにもかかわらず、私は96点だった。当時、私はテストの解答用紙には苗字だけしか書かなかった。何しろ「馨」という文字は画数が多く、書くのがめんどくさい。少しでも解答に時間を割きたかった私は「馨」を省略していたのである。幼稚園時代からこれまで同じクラスや職場で同姓の人と一緒になったことがない。「菊地馨」という人物を識別するには内々では「菊地」だけでよかったのである。しかし、このときほど自分の名前の「漢字」を恨んだことはない。

ところで、今日の沖縄タイムスの夕刊には面白い記事が出ていた。
12月6日、沖縄県北中城(きたなかぐすく)村の村長選挙で、なんと同姓同名の人が立候補することとなったそうだ。この村長選挙では3人が立候補を表明しているがそのうち2人が「キャンカオル」というお名前なのだ。この2人とは現職村長の喜屋武馨氏と元村議会議長の喜屋武薫氏。名前もさることながら、苗字も画数が多そうである。投票用紙にスラスラと書ける字ではない。公職選挙法では、ひらがなやカタカナで投票した場合、有効票にはなるが判別ができないため「按分票」として扱われ、両候補に0.5票ずつ振り分けられる。当然、候補者も差別化を迫られることになる。夕刊にはポスターの写真が出ていたのだが、これによると、現村長は「キヤン村長」、元村議会議長は「ギチョ(議長)カオル」の“愛称”で選挙戦を戦うことになったようだ。ただし立候補の届け出は、この愛称では受け付けられないため、本名での届け出になるという。

ちなみに村の選挙管理委員会は、漢字で投票した場合は、判別できれば多少の誤字は有効票とし、公職選挙法では無効扱いになる「村長のカオル」とか「元議長のキャン」も有効にすることを検討しているとか。

これに対してもう一人の候補者である新垣邦男氏は面白くないだろう。新垣陣営は厳密に公職選挙法に則った開票を選管に訴えている。とはいえ、選挙戦ではうるさい候補者名の連呼がなくなり、政策を主張しあう理想的な選挙戦になるのではないだろうか。

参考
同姓同名選挙 愛称で熱(沖縄タイムス 11月22日夕刊)
肩書きでもOK 候補者同音で苦肉の策 (琉球新報 11月9日朝刊)
補足:現村長の喜屋武馨氏は過去2回の選挙で、いずれも無投票で当選している

投稿者 菊地 馨 : 22:29 | コメント (0) | トラックバック(0)

その後の馨vs薫

2004年12月 6日

昨日、行なわれた北中城村村長選挙の結果であるが、残念ながら2人の「キャンカオル」候補は落選。第三の候補者・新垣氏が当選した。選挙結果は下記の通り


当選新垣 邦男4,408
喜屋武 馨1,913
喜屋武 薫1,173
無効90

つまり、馨村長+薫元議長の得票を足しても、新垣氏の得票に及ばないという結果になった。全国的に注目された同姓同名の候補者による村長選挙は「いったいなんだったのか」という結末で幕を閉じた。

投稿者 菊地 馨 : 11:01 | コメント (0) | トラックバック(0)

“沖縄のニューリーダー”は街を汚す

2006年4月27日

ひが実今月に入ってから「沖縄のニューリーダー ひが実」という怪しいステッカーが街中に貼られているのが目に付くようになった。それは電柱や信号機の支柱、電話ボックスに至るまで、貼り紙ができそうなところは必ずといっていいほど貼ってある。また、緑に赤文字という決して趣味がいいとは言えない色使いで、それゆえにただでさえ雑然な那覇市街の景観をさらに汚しているのだ。

ところで沖縄県は「美ら島おきなわ観光宣言」(観光立県宣言)に基づき、県民に対して街の美化、ごみやタバコのポイ捨て禁止などを啓発している。まもなくゴールデンウィークを控え、観光シーズン本番を迎える沖縄の玄関口である那覇市街にこのステッカーが貼り巡らされている光景を観光客はどう思うだろうか。

おそらく「沖縄のニューリーダー ひが実」という人物は今後、何かの選挙に立候補するのだろう。彼は「ひが」という苗字から生粋のウチナンチュと思われるが、ナイチャーの私でさえ嫌悪感を覚えるほど景観を乱すようなことをしてまで選挙に通りたいのだろうか。

ちなみにこのステッカーの左下には小さな文字で「じゃまになるようであればお取りください」という注意書きが書き添えられている。自分で「じゃま」と認識しているのであれば、最初から貼らなければいいのに…と思いつつ、今後も「沖縄のニューリーダー ひが実」氏の動きは生暖かく見守ろうと思う。

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投稿者 菊地 馨 : 09:00 | コメント (20) | トラックバック(2)

沖縄のニューリーダー、知事選に立候補せず!!

2006年11月 2日

今日、沖縄県知事選挙が告示された。すでに3人が立候補を届け出ているが、この中に、どの候補者よりも熱心に“事前運動”をしていた沖縄のニューリーダー氏の名前がないではないか。どうやら彼は今回立候補した保守系候補を推すことを決めたらしく、立候補を取りやめたようなのだ。彼に何があったのか。ひょっとすると来年4月に予定される参院選の補選を狙っているのだろうか。

前回(2002年)の県知事選挙では自称唯一神・又吉イエス氏が立候補。政見放送や選挙公報で対立候補に「腹を切って死ぬべきである」と言い放つパフォーマンスは全国的に注目され、4,330人の沖縄県民の支持を集めた。今回の選挙では又吉氏が獲得した票を琉球独立党の候補者がどこまでまとめきれるのかが注目される。

※又吉イエス氏については又吉イエス非公式サイトをご参考ください。前回の沖縄県知事選挙の政見放送も聴けます。

投稿者 菊地 馨 : 09:30 | コメント (2) | トラックバック(0)

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