「サイキック青年団」突然の放送打ち切り

2009年3月16日 15:45

約20年前のある日曜日の深夜、枕元にあった携帯ラジオを付けてみると、男2人がなにやら怪しげな話で盛り上がっている声が耳に飛び込んできた。なぜかそのトークにはまってしまい、それ以来、可能な限りこの番組を聴き続けてきた。この番組の名は「誠のサイキック青年団」。タレントの北野誠と作家の竹内義和が中心となり、政治・経済・芸能界の裏話から新聞に折り込まれる怪しげな幸運グッズのチラシの内容に至るまで、森羅万象を邪推で語りつくすトーク番組である。ちなみに、この番組のリスナーは自らを「サイキッカー」と称する。

沖縄に移住して最初の日曜日の深夜も、こっそりと携帯ラジオで遠距離受信を試みたが、こちらでは残念ながら聴くことはできなかった。しかし週に1度はファンサイトにアクセスしていたし、インターネット上で流通する番組の音声ファイルに耳を傾けることもあった。

この番組が突然の最終回を迎えるという情報を知ったのは2月下旬のこと。しかも番組で告知を行う前に、番組とは縁もゆかりもなさそうなORICON STYLEの記事で、である。2月28日に放送された番組の冒頭では北野誠がひたすら謝罪に終始した。3月で放送終了の話は昨年暮れから秘密裏に進んでいたこと、最終回情報をオリコンに漏らしたのは北野誠のマネジャーであったことなどが語られた。そして3月29日深夜の放送をもって最終回であることが正式に発表された。ところが昨日(3月15日)、いつものようにファンが集う掲示板をのぞくと、新聞のラジオ番組欄に「サイキック青年団」の文字がないとの報告が相次い書き込まれていた。朝日放送のサイトにあるラジオ番組表も「メンテナンス中」で確認ができず、ますます「サイキッカー」たちの間で、今夜は放送されないのではないか、「どこかから圧力がかかったのではないか」など、さまざまな憶測...サイキッカーお得意の邪推が飛び交っていた。サイキッカーたちの不安は的中。放送時間になるとBGMとともに「諸般の事情により前回で終了」の旨のアナウンスが繰り返され、それが約2時間にわたって放送されたという。その直後、番組の公式サイトには先週(3月8日)の放送をもって最終回との告知が掲載された。

昨日は事実上最終回となった3月8日放送分をパソコンで聴いた。冒頭で、リスナー向けのトークライブが前売り券発売中であるにも関わらず、突然の中止になったことのお詫びがあり、その場で北野誠が男泣きする波乱の放送であった。もちろん、この放送をもって最終回という話は一言も出ていない。

21年も続いた長寿番組の終わり方がこんな形でいいのだろうか。すでに最終回の放送日も決まっていたにも関わらず、またスポンサーも付き、多くのリスナーを抱える人気番組が最終回目前にして突然、打ち切られるとは、どういうことなのだろうか。番組リスナーを対象にしたトークライブが中止になるという不可解さとあわせて、サイキッカーの間では、番組内で取り上げられた企業や団体からの圧力説や、朝日放送上層部に、この番組を快く思わない人がおり、その人の力によって番組中止に追い込まれた説などが渦巻いている。私も沖縄に移ってから、聴く機会が減ったとはいえ、かつて毎週のように聴いていたサイキッカーの一人として、この幕引きには納得がいかない。朝日放送は何らかの形で番組の突然の打ち切りについて説明を行うべきではないだろうか。

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