VIP待合室は実在した?!

昨日は頭がガンガンと痛み、さらに寒気を感じて目が覚めた。寒気に関しては那覇の最低気温が最近にしては低くなっていたからだろうと思っていたのだが、とりあえず普段どおり、娘を風呂に入れ、朝食をとって、テレビを見て一息ついていると、体がだるくなってきたのである。熱っぽくもなってきたので、体温を計ったところ38℃になっていた。

病院嫌いの私も「これはやばい」と思い、2年ぶりに自分のことで病院に行くことにした。そこは普通の開業医なのだが、受付を済ませて体温を計ると今度は38.6℃に上がっていたため、紙製のマスクを渡され「ほかの人に移る病気の可能性もあるので」ということで普通の待合室ではなく、個室の待合室に回された。これまでいろんな病院に行ったが、こんな対応は初めてである。

この部屋は一般の待合室とは隔てられ、診察室との間は「シャワールーム」を介してつながっている。これを見ると気が弱い人だと重篤な伝染病にかかったのではないかと思うのではないだろうか(とはいえここにくるまで先生の診察は受けていないのだが)。

部屋はイスとテーブルとテレビがあり、テーブルにはティッシュペーパーが置かれているだけである。テレビは独り占めでチャンネル変え放題。しかも看護婦が血圧を測りに来たり、先生が直々に説明や検査にやってきたりと、至れり尽くせりの待遇であった。某TV番組ではないが「VIP患者席」ならぬ「VIP待合室」は実在するようである。

結局、検査の結果、インフルエンザではなく普通の風邪だったため、一般の待合室に戻されてしまったが、貴重な経験だった。もちろん「VIP待合室」のお世話になるような病気にはなりたくないものである。

ちなみに翌日、すなわち今日、頭痛は少しあるものの、悪寒や体のだるさは消え、また体温も平熱に戻った。薬の力はすごいものである。ただし抗生物質の薬については症状が改善しても、6日間は飲み続けるように...という説明があった。最近、当地で流行っている風邪はぶり返す傾向があるといわれており、そのためでもあるのだろう。