My Favorite Stamps Gallery2002年10月1日更新
ふるさと切手新潟県版
「花嫁」 (エピソード6)
埼玉県
ぷきち様
ふるさと切手新潟県版「花嫁」  結婚式の2か月前、地元の郵便局にお祝い用の切手を買いに行きました。窓口で「90円と50円のお祝い用切手を60枚ずつ下さい」と言ったところ、窓口の女性がガサガサと引き出しを開け閉めしだして…「あら!足りないわ!」と言うのです。そして「裏にあるはずなので、取ってきます。待っててください」と言われました。

 実は私、車も自転車も無くて、その郵便局まで徒歩で20分ほどかけて来てたのですが、この日はかなり暑く、汗だくになっていました。しかも、挙式準備と言う事で会社にお休みまでもらっていたのです。無ければしょうがないのですが、他の郵便局に買いに行くのも嫌だなぁ…と思いつつ、しばらく待っていました。

 すると、奥から窓口の女性と一緒に、年配の男性が出てきました。そして開口一番に「お客様、ご相談があるのですが…」と言うのです。え?たかだか切手を買うのに何の相談を!?と動揺しまくりの私。オロオロしていると、一枚のシートを差し出されました。

 「実は、窓口には出していないのですが、このような切手があるのです。ふるさと切手ですので正しくはお祝い用ではないのですが、絵柄がとても合っていると思われますので、良かったらいかがでしょうか」

 見ると、淡い色で白無垢の花嫁さんの切手です。もちろん見るのも初めてです。何か普通と違う事をしたいと思っていた私は、迷わず即決でした。しかも、その年配の方(局長さんでした)は、清算の後、「これは郵便局からのお祝いです」とポスト型の楊枝入れまでくれました。何かすごく嬉しくて、帰りの徒歩は全然苦になりませんでした。

 ただ一つ、大きなミスをしていた事に、後から気が付きました。それは、貼って出す分しか買わなかったと、絵柄で決めたためいつ発売されたのかなど、何も聞いていなかった事。窓口に出していないと言われたから、もう買えないよなーと、返信ハガキに貼られた切手を見るたびに、後悔してました。

 そして今日、何気に会社のネットで「ふるさと切手」で検索をしたら…こちらのサイトに巡り合いました。花嫁さんの切手の事が、やっと分かりました。こちらの情報から「もしかして買えるのかな?」という気持ちに…仕事中ですが会社の近くの郵便局に行って来ました。

 こちらのサイトに巡り合えただけでもラッキーだったのに、会社近くの郵便局は、ふるさと切手が飾ってあり、番号で選ぶ事ができる局でした。壁一面に張られた、たくさんの切手の中から、淡い黄色の切手を見つける事ができ、念願かなって、やっと買う事が出来ました。

 ついさっき、郵便局から帰ってきました。嬉しくて嬉しくてしょうがないので、真っ先にこちらにご報告させて頂きます(不埒な事に、仕事はそっちのけです)。

●この切手のデータ
この切手は、すでに「ふるさと切手博物館」で展示しています。
この切手の詳しい情報は、ここをクリックしてください。
関連展示「おめでたいシーンで使いたいふるさと切手」はここをクリック!!

前の展示へ思い出の切手トップページ出口へ順路