My Favorite Stamps Gallery	1999年3月1日更新
花シリーズ全12種	鹿児島県 peko様
1960年代のこと、今は亡き母が私と弟のためにいつも記念切手を買って置いてくれました。 　当時はまだ発行部数が少なかったのか、母はいつも郵便局で並んで買っていたようです。今はそんなこともなくなりましたが、私は子供ながらに切手は大切にしよう、ずっと持っていたらきっと宝物になるだろう、と思っていました。 　手紙にはいつも記念切手を貼っていた母の影響で、私もプライベートでは出来るだけ綺麗な切手を貼るようにしています。特に大切な人にはコレクションの中から古い切手を使うこともあります。そんな母のおかげで私は結構古い切手も持っています。 　中でも一番大切なのはこの12ヶ月の花切手ではないでしょうか。切手には大好きだった母の思い出が沢山詰まっているのです。 　このシリーズはデザインがシンプルで、今の切手にはない味わいがあると思います。

●この切手のデータ
意匠＝ 上の段左から「スイセン」「ウメ」「ツバキ」「ヤマザクラ」「ボタン」「ハナショウブ」 下の段左から「ヤマユリ」「アサガオ」「キキョウ」「リンドウ」「キク」「サザンカ」
発売日＝1961年1月～12月に各1種ずつ発行
原画作者＝ 「スイセン」「キキョウ」＝前野京平、「ウメ」＝東角井良臣、「ツバキ」＝丹後昭、「ヤマザクラ」「リンドウ」＝島野武夫、「ボタン」「キク」「サザンカ」＝大塚均、「ハナショウブ」＝野沢保人、「ヤマユリ」＝長谷部日出男	発行枚数＝ 上段6種＝各800万枚 下段6種＝各1000万枚