ふるさと切手博物館
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公開日:1998年3月1日
おまけコーナー■「移植と異色」

移植編~ふるさとは別のところにある「ふるさと切手の花」

須賀川の牡丹  「県花」というわけではありませんが、福島県版として発行された「須賀川の牡丹」は異色です。
 いや「移植」と言ったほうが正しいのかも知れません。
 牡丹は福島県須賀川市のシンボルにもなっている点では、この切手も「ふるさとの花」として分類されるべきでしょう。
 ところが、この牡丹。もともとは関西地方から福島県へ持ち込まれていたのです。
 1766年、須賀川の薬物商が、現在の兵庫県宝塚市で牡丹を採取し、須賀川に持ち帰ったものなのです。


異色編~食虫植物切手

宝蔵寺沼ムジナモ自生地  次は「異色」編です。
 ふるさと切手は「地域限定」という小回りが利くため、時にはマニアックな切手も登場します。
 ここでご紹介する「ムジナモ」も、そういった切手の一つにあげられるでしょう。
 最近は「ガーデニング」(日本語で言えば「庭いじり」)が流行ってますが、低木やハーブなどを植えるのがガーデニングの王道だとすれば、食虫植物を植えるのはマニアックではないでしょうか。
 それと同じで、花や植物を取り扱う切手は、世界に星の数ほどありますが、それに反比例して極端に少ないのが「食虫植物」切手です。
 日本切手で食虫植物が描かれた切手は2種類しかありません。そのうち、ふるさと切手では、この「ムジナモ」が唯一です(特殊切手では1978年6月に発行された自然保護シリーズ第5集「コウシンソウ」が発行されています)。
 切手を見てもらえれば、わかると思いますが、ムジナモは食虫植物とはいえ、ハエトリグサやウツボカズラほどの派手さも凶暴さも感じられません。
 ムジナモはモウセンゴケ科の多年生食虫植物で、池や沼に浮かんでいます。虫は貝のようになった葉を開閉して捕らえます。
 花は切手の通り、可愛らしい花を夏に咲かせますが、さすがにマニアックなのか「花言葉」は見つかりませんでした。
 ちなみに「宝蔵寺沼」は埼玉県羽生市にあって、日本唯一のムジナモ自生地として知られ、ここのムジナモは国の天然記念物に指定されています。

●上の切手のデータ
意匠=須賀川の牡丹
発売日=1996年4月26日 発売地域=東北
原画作者=今井珠泉(日本画家) 発行枚数=674万枚
備考=別途、ペーン(10枚シート)が26万部発行されています。

●下の切手のデータ
意匠=宝蔵寺沼ムジナモ自生地
発売日=1997年8月1日 発売地域=関東
原画作者=寺井力三郎(洋画家) 発行枚数=970万枚
備考=別途、ペーン(10枚シート)が36万部発行されています。


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