ふるさと切手博物館
ふるさと切手博物館へようこそ!!
公開日:1998年1月1日
第5回展示■おめでたいシーンで使いたい「ふるさと切手」

兵庫県「辰鼓櫓と但馬の祭典」

辰鼓櫓とコウノトリ  新年早々、見たくもない他人のクソガ…お子さまの写真を年賀状にして送られる方がいます。結婚し、子供が産まれると、とにかく誰彼ともなく見せたくなるのが親の心情なのでしょうか。(独身の筆者にはわかりませんが・・・)
 そんな方には、こんな切手はいかがでしょう。
 描かれているのは「コウノトリ」です。
 コウノトリが人間の赤ん坊を運んでくる伝説は、もともと北欧から伝わったものですが、少子化が問題となっている日本では、子供はコウノトリ同様、特別天然記念物級のお宝として保護されるべき存在となりつつあります。
 しかし、コウノトリの保護ならいいのですが、子供をあまり過保護にすると将来、とんでもない大人に育ってしまいます。
 いろいろな教訓を込めて、出産報告専用切手としてお勧めします。

 ちなみにコウノトリは兵庫県の県鳥。この切手が発行される1か月前にも「コウノトリ」が描かれた記念切手(国土緑化運動)が全国発売されています。

 余談ですが、背景に描かれている辰鼓櫓(しんころう=時計台)は、兵庫県北部の出石(イズシ)町のシンボルです。
 出石町といえば「関西のわんこそば」と言われる「出石そば」が名物。この辰鼓櫓の近くにある「湖月堂」というソバ屋の大食い記録の名簿の中に、私の名前があります。10年前、ソバを34皿(約7人前)食べるという記録を作ったのですが、今、この量を食べることは、とてもではないですが、出来ません。
 私の場合、この切手を見る度に、満腹感に浸ってしまいます。

●この切手のデータ
意匠=辰鼓櫓とコウノトリ
発売日=1994年6月23日 発売地域=近畿
原画作者=小西貢(中学校教諭) 発行枚数=920万枚
備考=別途、ペーン(10枚シート)が30万部発売されています。


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